あそこんチのお二人。その弐

＊11＊ ページ11

・





JJ『おはよ…』




翌日、迎えのバンに乗り込む




隣の席はちょうどジュンスだった。





JS『なに？ジロジロ見て(笑)』




JJ『…相変わらず元気そうだなぁ…って』




JS『んー…そうでもないよ…
昨日さ、夏ちゃんとちょっとケンカ…』



JJ『あっは(笑)珍しい』







内容は…やっぱり韓国に来るか来ないか
ってこと




JS『普通…会いたくならない？』




JJ『なる！
女ってさ、変なとこで頑固でドライ
なんだよなぁ…』




JS『だよね？』







………………




は！




ヤバイ ヤバイ



昔のAの事を思い出して
一緒に愚痴ってる場合ではない





JJ『あのさ…』




昨日、Aと話していたことを伝える




観光がてらの気楽な気持ちで韓国に
来てもらい、もちろん、うちの
マンションに泊まる




会いたくなればジュンスは
いつだって来たらいい




JJ『なんなら…
ジュンスも泊まってもいい…』




JS『…本当！？』




A『…って、Aが…』





ありがとう〜！と
暑苦しいハグ





JJ『…おい！まだ早い！
今日、Aが夏さんに話しに行くって。
OKもらえるかも分かんねーし…
来られても店があるから…そんなに
長くは…』




JS『それでも…
全然会えないより嬉しい…』




そう言って、無邪気に笑った








CM『ヒョンいつから色恋のお世話を
する親戚のおばさんみたいに
なったんですかぁ…』




前の席のチャンミンが読んでる雑誌から
目を外すことなく言い放つ



むかっ




JJ『お前は、‘ありがとうございます’は
あっても、イヤミを言える立場か？ん？』




CM『ヌナのお節介が移って…
似た者夫婦ですね？』



YC『ヒョン〜…僕もお願い〜…
女日照りが半端ないってぇ…』




JJ『知るか！』






あ〜…




これ以上は本当、勘弁だよ…




・

＊12＊　あなたside→←＊10＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す