あそこんチのお二人。

＊27＊　あなたside ページ27

・



わぁ…



出てきた五人に思わず見惚れてしまう



いつも一緒にいると良くも悪くも
慣れが出てきて…



こんな新鮮な気持ちでジェジュンを
見ることなんてなかった



・



ちらっと横の南ちゃんを見ると
フリーズしたままステージに
くぎ付け状態



厳密に言えば視線の先は
右から二番目の例の彼…か。




・



数曲を歌い終え
ステージの上では五人が楽しそうに
お喋りを始めた




｢はぁ…本当にかっこいい…｣



ポツリと南ちゃんが言った



A｢チャンミンが！でしょ？(笑)｣



｢いえいえ！皆さんですよ！
あ…夢中になってて、Aさんの
お守…様子を見てなかったです…！
すみません…！体調は大丈夫ですか？｣




おも…


おも…？



お守り！？



チャンミン〜…！



本当に私をなんだと
思ってるのよ…



こっちも私の素を引き出す
天才ってわけ？




・



｢Aさん？｣



A｢あ！全然、大丈夫です。
ありがとう｣



｢良かったです。
でも、少しでもいつもと違ったら
すぐに言って下さいね？
そのために、私がいるんですから^^｣



チャンミンに言われたんだ



好きな男のために
見ず知らずの私に…



健気だな…



・

＊28＊→←＊26＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す