大嫌いって言わないで

再会編１ ページ8

かくして、落ち込んでいる後輩を気の毒に思ったお兄さんは

比与太の話を聞いてやろうと、お酒に誘います



兄「まぁ、そのうち会えるんじゃない？」

比与太「そうですか？全くそんな気がしないんですけど・・」

兄「あははっ(笑)今度の土曜日あいてるか？話し聞いてやるから家来いよ」

比与太「えっ！先輩っ、行きますよぉ〜！」

兄「(笑)ナユカが良い肉もらったらしくて、妹も食いに来るけど」

比与太「ナユカさん〜♪いつ見ても綺麗ですよねぇ〜」


ナユカ。あなたのお兄さんの彼女です。

もう付き合って５年にもなります。

必然的にあなたとも仲が良いです。



兄「ナユカもお前の事面白いって」

比与太「マジっすか!?じゃぁナユカさんの好きなワイン持って行きますから♪」

兄「俺とナユカとお前と妹だから〜、４人分の酒な」

比与太「・・了解っす。ところで、先輩って妹さんいましたっけ？」

兄「うん。いつもうちにただ飯食いに来る大飯ぐらいの妹がいるよ。」

比与太「えぇ！？(笑)妹さん、食いしん坊ちゃんなんですか？あはは(笑)」



この時点で比与太は、お兄さんの妹は『アジアン馬○園』を想像していました


まさかそれが探していた人だとは知らずに。。。



そして土曜日☆



「兄貴〜！会社の人ってどんな人〜？」



あなたはお兄さんのマンションへ行き

ナユカさんとキッチンで料理をしています



兄「ん〜？チャラいヤツ」

「げぇ〜・・。なんでそんなヤツとつるんでるのよぉ〜」

ナユカ「あはは(笑)でも彼、優しくて可愛いのよ？」

「でもチャラいんでしょぉ〜?無いわぁ〜」

ナユカ「Aちゃんは理想高いもんねぇ〜(笑)」

「私は誠実な人が良いのっ!」

ナユカ「ふふっ(笑)誠実ねぇ〜」

兄「そいつさぁ、最近恋煩いしてるらしくて。初めて会った女に」

ナユカ「恋煩い？本当に？」

兄「あぁ。なんでも、キスもしなかったらしい。ここんとこ毎日探し回ってるって。その彼女を」

ナユカ「探し回ってるって、連絡先は？」

兄「それが、あいつにしちゃ〜珍しく何も聞けなかったらしい。ま、詳しいことは今日聞いてやるんだけど」

「けっ！探し回ってるって、ストーカーかっ!怖いわっ!」

ナユカ「でもそこまでして会いたいんじゃないの？その彼女に」

「大体さぁ、初めて会ってキスしないって当たり前じゃん！兄貴何言ってんのっ!?」

兄「あぁ、そいつ手早いから」

「げっ！！最悪じゃん」


兄貴も、説明下手(笑)

・・・２→←恋煩い編

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