大嫌いって言わないで

・・・３ ページ16

比与太「さっ！Aちゃんの部屋でお茶でもごちそうになるかなぁ〜♪」


あなたの素直なリアクションに気を良くした比与太

『こりゃ、今夜イケるんじゃねぇーか？』とか

いつもの癖で考えてます。

しかし。。。



バタンッ！


『運転手さん、行ってください』

運転手「はい」

比与太「えぇぇっ！？」


ブロロロロ〜ン！


ほんの数秒でタクシーを降りたあなたは、比与太が何か言っているうちに

タクシーのドアを閉めました。


…可哀想に、比与太

お金払ったのにね(-_-)



比与太「Aちゃ――んっ！お――いっ！(泣)

うんてんしゅさーんっ！降ろしてくださぁーいっ！！」

運転手「さっきの客さんに『ストーカーだから絶対降ろすな』って言われてるんで」

比与太「なんでーっ！？」

「っふ(ニヤッ)」



チャラいアホを上手く撒いたあなたは

お土産をもらって嬉しいのと、タクシー代を払わなくて良かったのとで

上機嫌で部屋に帰りましたとさっ



でもね？。。。

ちょっと〜、ミスしちゃったよね？

Aさん♪



「肉っ肉っ肉っ肉っ♪にくじゅうはち〜♪。。。ルンッ」

↑
どんだけ肉が好きなんだよっ！



部屋に帰って一息ついていると、兄貴から電話が入りました



「もしもしぃ？」

兄『無事に家に着いたか？』

「うん。なんでぇ？」

兄『比与太は？』

「あぁ。上手く撒いといた」

兄『っふ(笑)そうか。

A？比与太の事どう思ってんだよ？』

「どうって、なんとも思ってないけど？」

兄『やっぱりな(笑)』

「タイプじゃないもん、比与太」

兄『でもアイツは本気みたいだぞ？』

「知るかっ」

兄『(笑)まぁ、それくらいがアイツには良いのかもなっ』

「何が良いのよ〜？」

兄『アイツ、手が早いから気を付けろよ？』

「やめてよぉーっ！もう会う気もないもんっ」←何気に酷い。

兄『焦らして焦らして、これでもかっ！ってくらい焦らしてからにしろよ？』

「何をシロって言うのよっ！！なんもしないわっ！」

兄『っふ(笑)大丈夫みたいだな。俺が心配しなくても』

「なにがよ？」

兄『なんか・・・アイツ苦戦すんだろーな。ｸｸｸｯ(笑)』

「なんか面白いとこあった？今の会話で」

兄『(笑)じゃぁなっ。ちゃんと戸締りして寝ろよ？』

「はいはい・・・。分かってますよ〜ん」

兄『おう(笑)じゃぁな』

「うん。おやすみぃ〜」



なんだかんだ言って、良いお兄さんですね( ;∀;)

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