・・・７ ページ9
｢じゃあ私達はこれで。後は若いもんで、ひとつ｣
親父のように『ドロン』ポーズを決めたAさんは
銀次くんにそう言って帰ろうとしました。
すると、浜辺さんがAさんを呼び止めました。
浜辺｢あっ！あのっ！｣
｢へっ？｣
浜辺｢あのっ……お名前、まだ聞いていなかったと思って……｣
彼女はもじもじとしながらAさんにそう言いました。
彼女からそう言われたことが嬉しくて、あなたは直ぐに自己紹介を始めました。
｢すみません！最初に名乗らなくてごめんなさい！
私、銀次くんの昔からの親友の彼女で、Aって言います。
で、この人がその銀次くんの親友の比与太って言います｣
比与太｢初めまして。銀次の友達の比与太です。
銀次を宜しくお願いします。｣
比与太も銀次くんのために頭を下げると、彼女は驚いたように目をぱちぱちとしていました。
浜辺｢お友達の彼女さんだったんですね……｣
｢そうなんです。で、私も銀次くんとはお友達になったんで
今回は銀次くんの恋のお手伝いをしたんです｣
浜辺｢は、はい……。
あの、Aさん？私とも……お友達に、なってもらえますか？｣
緊張した様子でそう言った彼女
Aさんはそれを聞いて嬉しくなり、両手で彼女の手を握りました。
｢もちろんっ！私でいいんですかぁ！？｣
浜辺｢はい。私、友達が少なくて……銀次さんとお付き合いさせていただくことで
その周りの方とも親しくなれたらと思って｣
大人しく、頼りなさ気な彼女の印象でしたが
はっきりと意思を伝えるその様子に
Aさんも彼女の弱いだけの印象はなくなりました。
｢嬉しいです、浜辺さん。あ！じゃあライン交換しましょう！｣
浜辺｢はっ、はいっ！｣
嬉しそうにラインを交換する二人を、微笑ましく見つめる比与太と銀次くん。
比与太｢なんか良いな、こういうのって｣
銀次｢可愛いよな、女の子ってさ｣
比与太｢Aちゃんて不思議だな｣
銀次｢あはは(笑)そうかもな｣
比与太｢男からも女からも好かれる｣
銀次｢裏表ないから。俺も信用してるし、Aちゃんのこと｣
比与太｢モテるな〜……俺の彼女。｣
銀次｢おう！おう！いっぱいやきもちやけ！
今まで泣かせてきた女の子達の分まで｣
比与太｢はぁー……｣
男二人でこんなことを話していたのも知らず
Aさんは彼女とライン交換をして笑っていました。
｢あははっ(笑)浜辺さんて『まこと』ちゃんて名前なんですね！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
alexis(プロフ) - 裕さん» 類ともなんでしょうか？？(^^*) (2021年1月27日 23時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 宜しくお願いします！ (2021年1月26日 15時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ピーちゃん！やったね！高いハードルをまた超えました！！裕さま、こちらでもよろしくお願いいたします！ (2021年1月21日 7時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» ヤーマダ。何気におっちょこちょいキャラw (2021年1月19日 15時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» パイセン、素敵です！……胸もデカいし……て、え？ ヤーマダくん、頑張ってレベルアップ！ (2020年12月30日 0時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2020年6月23日 15時
