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比与太「あっ……そ、それは……はい。あります。」


真剣なA父の問いかけに、比与太も真剣に応えます。


比与太「正直、僕はAさんに出会っていなかったら

今のように仕事で大切な取引先を引き継ぐことも

毎日を充実して過ごすこともなかったと思います。

それと……お義父さんやお義母さんやお兄さんと同じ食卓を囲んで笑うことも。


今は、自分の命と同じくらい……それよりももっと大切な存在が出来たことが

こんなにも幸せなんだって、産まれて初めて気付きました。

他人を自分よりも愛するって……正直、ついこの間まで僕には理解できなかった


恋人も結婚も、なんでそういうのに縛られなきゃいけないんだって


でも、そうじゃなかったんですよね。

その人との縁とか絆をほどきたくないから

一生、その人の笑ってる顔を一番傍で見たいから

だから約束するんだって、Aさんと出会って知りました。」



人との縁をこれまでそんなに大切にしてこなかった比与太


"自分を分かってくれる人だけいればいい"

そんな風に生きてきました。

しかし、Aさんと出会って"分かり合いたい" "知って欲しい"という気持ちが目覚め

上手くいかない日には涙を流し

それでも諦めずに、とうとうAさんの気持ちを手に入れた


比与太にとってAさんとの出会いは人生のターニングポイントだったのです。



父「そうか。」


比与太の言った言葉に、ゆっくりと頷いた父


母「お父さんみたいね(笑)」


そんな父に、そう言って笑った母


父「あはは(笑)じゃあAは母さんみたいってことだな!」

母「親子よね〜(笑)」

兄「呼び寄せちゃったんだろうな〜。そーゆーヤツを」

「家系か?」

父「あはは(笑)そうかもなっ!」

母「あはは(笑)ヤダ〜もう〜(笑)」



和気あいあいと笑うAさんファミリーにつられて

比与太もいつしか笑っていました。


比与太「お義父さんはお義母さんとどんな風に出会ったんですか?」


ふと気になった比与太

お酒の力もあってか、そんなことを父に聞いてみました。


母「それ聞いちゃう?」

比与太「えっ?……ダメでしたか?」

兄「長いぞ?親父話し出したら」

比与太「えぇっ!?」

「そうそう。きっと徹夜になるわね」

比与太「うそっ!?」


ニヤリと笑う三人に、比与太は何度目かの変な汗が。


父「まだまだ今日は長いよ、比与太くん」

比与太「はっ!はいっ!!」


こうして、グラスを片手にお父さんは出会いから話し始めました

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alexis(プロフ) - 裕さん» 類ともなんでしょうか??(^^*) (2021年1月27日 23時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexisさん» 宜しくお願いします! (2021年1月26日 15時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ピーちゃん!やったね!高いハードルをまた超えました!!裕さま、こちらでもよろしくお願いいたします! (2021年1月21日 7時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexisさん» ヤーマダ。何気におっちょこちょいキャラw (2021年1月19日 15時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» パイセン、素敵です!……胸もデカいし……て、え? ヤーマダくん、頑張ってレベルアップ! (2020年12月30日 0時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/  
作成日時:2020年6月23日 15時

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