大嫌いって言わないで４ (ページ43)

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パイセンページ43

山田｢では、来週から宜しくお願いします｣

温かく皆さんから拍手で歓迎されたヤーマダ。

笑顔で皆さんに会釈をしながら課を出ていくところ。

途中でｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅさんとAさんの方へとやって来たヤーマダは

二人に声をかけました。

山田｢よおっ！この間は大丈夫だったか？結構二人とも飲んでたけど｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢私は二日酔いよぉ～。Aは大丈夫だったけど｣

山田｢俺も昼まで寝てた(笑)

A？あの人がAの彼氏？｣

｢まーね｣カタカタ……

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢あっ！そっか！タクシーで帰ったところに居たんだってね！比与太｣

山田｢比与太？名前比与太って言うの？

スゲーモテそうな感じだよなぁー彼氏。｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢それがさぁ～！(笑)｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅさんとヤーマダで盛り上がりそうなところ

同じ課の女性社員数名がヤーマダに声をかけました。

女1 ｢あのっ！先輩達と同期なんですね！山田さんて！｣

山田｢……っえ？あぁ、うん。あ、山田です。宜しくお願いします｣

女2 ｢宜しくお願いしまーす！私達、今年入社したばっかりでぇ～｣

女3 ｢先輩達はいつも明るくて綺麗で頼もしくて、私達尊敬しててぇ～｣

｢……はじめて聞いたわ｣カタカタ……

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢ｸｸｸｯ｣

新入社員達の分かりやすいおべっかにも

あなたは手を休ませることなくボソッと突っ込みをいれ

側でそれを聞いていたｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅさんは、その言葉に笑っていました。

山田｢確かに二人は頼もしいかもな(笑)｣

女1｢山田さんの歓迎会しますね！｣
女2｢わぁー！たのしみぃー！｣
女3｢山田さんは好き嫌いありますかぁ？｣

山田｢あはは……ありがとう。ないよ、好き嫌い｣

女達｢わぁ♪キャッキャ！｣

騒ぐ新入社員を部長が注意し、ヤーマダが部長に謝りました。

山田｢あ、じゃあ俺いくわ｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢じゃーねー、ヤーマダ｣

｢ういーっす｣カタカタ……

新入社員とは違い、あっさりしすぎるほどあっさりしているAさん達

ヤーマダは少し不満でした。

山田｢ねぇ？AとｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅのLINE教えて？｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢ん？あぁ、良いよ～｣

これからなにかと教えてもらうこともあるだろうと

二人と連絡先を交換したヤーマダ。

山田｢また近いうち飲みに行こうよ｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢うん、良いよ～｣

｢ういーっす｣

山田｢……。まぁ、いいや。じゃあな｣

忙しいため軽い挨拶だけしかしないAさんに不満を抱きつつ

山田は帰っていきました。