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山田「もう付き合って長いわけ?」

「ううん。つい最近」

山田「……。つい最近まで彼氏居なかった?」

「うん。」

山田「……どのくらい居なかった?」

「2〜3年」

山田「マジかーーー。」


タクシーの中

山田はAさんに自分が居ない間の様子について聞いてみましたが

移動のタイミングが悪かったようで、ずっと彼氏がいなかった期間

Aさんに会えなかった自分を残念に感じていました。


一年前に付き合っていた彼女に振られた山田


お互いフリーな時期は同じだっただけに

あとちょっとの差でAさんには彼氏が出来てしまった。

入社した時から気になっていたのに、残念な山田。


「女の人こっちにもいっぱいいるし、若い子達もいるからさ〜

オフィスラブでもすれば?」


一人だけフリーだと落ち込んでいた山田に、Aさんはそう慰めてあげました。

山田の気も知らず。


山田「オフィスラブ。

Aってチョイチョイ言葉のチョイスが変だよな」

「そう?私はいつでも至って真面目だけれども。」

山田「そーいやぁー、昔からそうだったよな。

新入社員研修の時も、俺そんなこと思ってたもん」

「そうなの?ってか山田居たっけ?」

山田「まだ言ってんのかよぉーっ!いい加減思いだせよぉーっ!」

「なははっ(笑)」


時に

マンガ好き、という人はそんな傾向あるのでは?
と、作者の偏見です。


そして山田には楽しいタクシーでの時間も

そろそろ終わりに近付いて来ました。


「えっとー、その変で止めてください」


Aさんのマンションの近くにタクシーは停車すると

ドアが開いて、Aさんは適当にお金を山田に握らせました。


「これ。だいたいのタクシー代。」

山田「え?いらないよ。俺出すから」

「なんでよ?割り勘でいいじゃん!」

山田「これ多いし、めんどくさいから俺出すって」

「ダメだよっ!とっときなっ!」


奢りたい山田と、結構こういうのはきちんとしておきたいAさん。


押したり押されたりで、2人の手をお札が何度も行き来しています。


山田「良いからっ!」

「とっとけっつーのっ!」


そんな押し問答中、タクシーの外から声が。


『おいっ!なにやってんの?』

ひくーい、どす混じりの声。


くるっとAさんが顔を向けると、そこには眉間にシワを寄せた怖い顔の比与太が立っていました。


そんな声に一瞬怯んだ山田

Aさんはその隙に山田に札を握らせてタクシーを降りました。

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(プロフ) - alexisさん» スゲー頑張ります(笑) (2020年6月23日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - ガンバレ!銀次くん!(≧▽≦) (2020年6月22日 19時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - むーんせーらーさん» あらあら♪私の当初のイメージも同じ方です( *´艸) (2020年6月22日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
むーんせーらー(プロフ) - 私の中のヤーマダは 山田涼介君になりまちた (^-^ゞ (2020年6月11日 23時) (レス) id: 72f9e7a7c2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リゼ@純粋少女さん» あらやだ!嬉しい♪ありがとうございます♪ (2020年6月2日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/  
作成日時:2020年3月30日 12時

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