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不安編 ページ46

アンジェリーナさんの叫びに、ザワザワし始めた食堂内。

しかし、相変わらず深刻そうな様子のAさんを見て

アンジェリーナさんもさすがに心配になってきました。


アンジェリーナ「で?今日はとうとうその予定なの?」

「明日なんだけどね・・。なんだか不安で」

アンジェリーナ「何が不安?」

「私、経験一人しか居ないから。

それに、比与太は凄くそーゆーの慣れてるでしょ?

・・・恥ずかしいんだよね。
私はそういうの慣れてないし、どうしてたら良いんだかも分かんなくて」


あ〜・・・そういうことだったんですね、Aさん。

だからなかなか先に進めなかったのか・・・。

アンジェリーナ「Aは比与太に任せてたら良いんじゃない?

女なんだし。

比与太もAに遊びまくってた時の子達みたいなの求めてないと思うし」


アンジェリーナさんはAさんとは違ってとてもオープンな女子で

それなりに経験もあります。


だからこそ分かることもあるのです。


「うん・・・」

アンジェリーナ「男も意外と分かってるもんだよ。

リアルなリアクションなのか、演技なのか。


比与太なんて余計分かるんじゃない?そーゆーの。


だから、嫌な事は"いや"って言って良いし

不安なことは"不安なんだ"って伝えた方がいいと思う」

「うん」

アンジェリーナ「比与太なら大丈夫じゃない?

Aのことマジだもん。

優しくしてくれると思うよ?」

「うん・・・」


アンジェリーナさんからのアドバイスに、少し心が軽くなったAさんですが

やっぱり不安が全て拭われたわけでもない。


どうしたって考えてしまうのは、比与太の経験の豊富さです。

ここのところずっと考えていますが、考えれば考えるほど憂鬱になっていきます。


自分の経験の少なさも、他人と比べたことのない自分のからだの事も

考えても考えても、不安は減らずに

思うのは

"こんなことだったら付き合わない方が良かったのかも"

という、ネガティブな感情。


まだ恋人としてスタートしてから、初めの段階で

Aさんも人知れず色々考えていたんですね〜。


金曜日の仕事も終わりの時間になり

バッグをてにして立ち上がったところで、Aさんのスマホが鳴りました。

ディスプレイを確認すると、それはお兄さんから。


兄『仕事終わったか?』

「うん、今終わった」

兄『ナユカが今日魚もらったんだと。

A、今日うちこられる?』

「え?私に魚さばけってか?」

兄『正解』


のんきな兄貴にヘルプをだされ、Aさんはお兄さんの家に行くことになりました。

魚編1→←・・・3



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(プロフ) - けいこさん» 今立ち上げました♪良かったら読んでくださいね(^-^) (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - marisさん» プレッシャーwありがとうございます♪ (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんごさん» 嬉しいです!ありがとうございます♪ (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexisさん» また次章でも可愛がってやってください♪ありがとうございます! (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みぃなさん» ありがとうございます♪次章もよろしくお願い致します! (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/  
作成日時:2020年2月16日 2時

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