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比与太はさっと立ち上がり、ドアをバッと開けて風太に言いました。


比与太「いつからそこにいた!?」

風太「・・・えっと

″本当に見るの?″・・から?」

比与太「結構最初じゃねぇーかよっ!!」


ルミさんに言われて着替えに戻った風太は

2階に上がり、自分の部屋に入ろうとしたとき

隣の比与太の部屋のドアが少し開いていて話し声が聞こえていたので足を止めました。


すると、中から″ダメなの?″というAさんの可愛らしい声が聞こえて

一瞬、イヤラシイ想像をした風太は

中をそっと覗いました。

けれどもやり取りされていたのは体育会系な会話で、しかもその面白さに思わず笑ってしまったのでした。


「風太君?お兄ちゃんて昔悪かったの?」


普通に風太に話しかけるAさん


風太「不良って感じじゃなかったよ?

女関係はたち悪かったけど」

比与太「ブハッ!」

「今と一緒じゃん」

比与太「グフォ!Aちゃん!一緒じゃないってば!」

風太「売られた喧嘩は買ってた感じ」

「ふぅ〜ん。そうなんだぁ〜」


Aさんのお兄さんもヤンチャだったので

そういう面では慣れているようです。


比与太「風太ッ!お前は余計なこと言うなっ!あっち行っとけ!」

風太「はいはい」


比与太に追い払われた風太は、大人しく自分の部屋へ戻っていきました。


「ふっ(笑)面白いね、風太君」

比与太「面白いかぁ?あいつがぁ??」


トボトボと猫背気味で帰って行った風太の背中を見ながら、Aさんはそういって笑うと

比与太が面白くなさげにそう言い返しました。


「なんであんなにモサモサなの?髪」

比与太「ん?くせ毛だから?」

「にしても、格好良くカットしてもらえば良いのに」

比与太「あいつ美容院苦手なんだよ。」

「あぁ……髪を人に触られるのが苦手とか言ってたなぁ……」

比与太「落ち着かないんだって、美容院が」

「そうなんだぁ・・・勿体ないね」

比与太「えっ?なにが?」

「風太くん、普通に格好いいじゃん(笑)」

比与太「はっ!?」

「ルミさんによく似てるよ(笑)」


風太のイケメンぶりに気が付いたAさん


兄とは対照的な弟の性格ですが、かえってこういう人の方がモテるのでは?と思っていました。


比与太「Aちゃん!こっち!」

「えっ?」


Aさんの発言から、弟へ嫉妬の炎を燃やす比与太


Aさんの手を引っ張り、部屋の中へと連れ戻すと

バタンとドアを閉めました。

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(プロフ) - けいこさん» 今立ち上げました♪良かったら読んでくださいね(^-^) (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - marisさん» プレッシャーwありがとうございます♪ (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんごさん» 嬉しいです!ありがとうございます♪ (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexisさん» また次章でも可愛がってやってください♪ありがとうございます! (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みぃなさん» ありがとうございます♪次章もよろしくお願い致します! (2020年3月30日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/  
作成日時:2020年2月16日 2時

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