Episode 3-15 ページ7
「余裕ですね……貴女。」
「全然余裕じゃないですけど!?」
何処を見て余裕と思ったかは知らないけども、
彼の槍が地面を2回鳴らす。
「ウゲッ!!」
骸クンの右目が三の数字に変わる。
蓮の火柱に囲まれている私にトドメでも
刺すかの如く周りに毒蛇が舞った。
「殺す気か!?」
慌ててリングに雨の炎を灯し振り払うように
手を大きく空を切る。
全ての毒蛇を沈静で動けなくし、そのまま蓮の花
を断ち火柱を抜ける。
「灰になるところだったわ…。」
制服に焦げた痕が付きかけていた。
…つまりは骸クンの術中にまんまと躍らされているわけだ。
ギュッと左腕の2文字を力を込める。
大丈夫……大丈夫。
私の見えてる世界は正しい。
彼のもの全てがニセモノ。
この空間は……今は彼のもの。
＿＿＿＿＿＿＿だから私はホンモノ。
「おや?…敵を前に精神統一とは無様な。」
「無様でも骸クンの幻術を解くためなら
何だって構わないよ!!」
「クフフフ…惜しかったですねぇ?」
もう少しという所で骸クンの身体が霧になって
消え始める。
「チッ…間に合わなかったか!!」
「残念でしたね。」
耳に直接響くような声に焦る。
彼の空間にいる以上今の私が何をしたって
意味が無い。
だけど突破口はある……けどそれをやるには！
「ハッ？！」
暗闇の世界から伸びる手が私の首を締め上げる。
…これだから術士は嫌いなんだ!!
しかも骸クンみたいな一流はね!!
締め上げる手を暗器で切り落とす。
また伸びてくる手を斬って斬って斬り落とした。
が、止まないそれらに暗器に雨の炎を流し、
空間ごと切り裂く。
割れた空間に1歩踏み出した直後床が割れ、
身体が落ちていく。
「また！？」
逃げ出せない幻術に私は拳を強く握り、
そして憤怒の炎を纏い空間を思いっきり殴った。
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壱号 - 初っ端からチート感漂う夢主ちゃん（笑）でも世界観違うとこからやってきて、リボーンの方は完結後の話っぽいので完成された強さ感はあるよね! (2020年9月18日 8時) (
レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒーロー見習い - 読み直し組です。何度見ても面白いです!!意外と読み返すといろんな所に伏線あって「…ここで回収するんだ?!」って次の章とか見てなったりｗ解釈違いだったら恥ずかしいけどwwかなりおすすめ度あるよねリボーン勢にもヒロアカ勢にもクロスオーバー勢もみんな好きそうでｗ (2020年9月18日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
倶利伽羅 - めっちゃ面白い!!かっちゃん落ちと見せかけての轟落ちと見せかけての?ってな感じでいろんな人との可能性あるけど泥沼展開でもなければ、軽い感じの恋愛模様ってよりも仲間意識間での愛情的な?とりあえず好きですリボーン勢もっと出ていいよｂ← (2020年9月18日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
ラッキーボーイ - 続きが気になる展開です!!ちょっと夢主の心情にハラドキですｗ (2020年9月18日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒揚羽(プロフ) - REBORNもヒロアカも好きでこの作品の更新が楽しみです！頑張ってください！ (2019年10月6日 11時) (レス) id: f47ff8eb85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2019年8月17日 16時
