Episode 3-21 ページ13
「今日は連れ回してごめん……。」
「いいよ、楽しかったから。」
「なら良かった!!……次は入学式かな?」
「そうだね、１ヶ月後…またね響香。」
結局その後もショッピングモールやカラオケ
で夜遅くまで遊んだ。
彼女を駅まで送って１ヶ月後を楽しみに待っている
と告げると響香も「ウチも!!」と笑ってくれた。
「じゃあね(名前)!!」
バイバイと手を振り電車に乗り込む彼女を
見送って私も帰路に着く。
今日1日を思い出す。
友達とカフェでお喋りして、ショッピングを
楽しんで…カラオケではしゃいで。
「…………初めての経験だった。」
もしも私が普通だったならこれが日常だったの
だろうか?
ただの一般人のままだったならこんな毎日を
過ごしていたのだろうか?
……なんて、もしもなんてあるはずないのに。
考えるだけ無駄なのだ。
そう、だから帰るまでの間だけ。
それまでの間だけ私は青春を謳歌する。
「だから、心配しなくてもいいよ骸クン?」
「まだ何も言ってませんが。」
「言いたげだった。」
「帰るまでの間……でしょう?」
ずっと感じていた気配に私は微笑む。
戸籍の無い彼が、私のように警察やヒーローに
補導されたら困るので外に出る時は必ず私と
一緒、もしくは姿を消してもらっている。
今日は偶々、姿を消していた骸クン。
響香との再会の時も彼は近くに居た。
だから楽しそうな私を見てまた少し不安に
させたのかもしれない。
「ここでの役割は善人であること。
だから、同級生と遊んじゃうくらい別にいいでしょ?」
「……そうですね。」
「さぁ、もう帰ろう。」
夜が深くなる前に。
あの小さなアパートに帰ろう。
分かっている、帰りたくなくなる要素を
作るのは良くないということを。
だからなるべく人と合わないようにしているし、
人と接触する時も冷たくあしらう。
お巡りさんやイレイザーさんは例外であるけど。
……友達、は駄目だよね。
持っていないものをこの世界で持つのは
良くない…非常に良くない。
心残りを作ってしまってはいけない。
「今度から気を付けよう。」
これまで以上に人との関わりを避け、
それでいて普通の女の子として生活しなくては。
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壱号 - 初っ端からチート感漂う夢主ちゃん（笑）でも世界観違うとこからやってきて、リボーンの方は完結後の話っぽいので完成された強さ感はあるよね! (2020年9月18日 8時) (
レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒーロー見習い - 読み直し組です。何度見ても面白いです!!意外と読み返すといろんな所に伏線あって「…ここで回収するんだ?!」って次の章とか見てなったりｗ解釈違いだったら恥ずかしいけどwwかなりおすすめ度あるよねリボーン勢にもヒロアカ勢にもクロスオーバー勢もみんな好きそうでｗ (2020年9月18日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
倶利伽羅 - めっちゃ面白い!!かっちゃん落ちと見せかけての轟落ちと見せかけての?ってな感じでいろんな人との可能性あるけど泥沼展開でもなければ、軽い感じの恋愛模様ってよりも仲間意識間での愛情的な?とりあえず好きですリボーン勢もっと出ていいよｂ← (2020年9月18日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
ラッキーボーイ - 続きが気になる展開です!!ちょっと夢主の心情にハラドキですｗ (2020年9月18日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒揚羽(プロフ) - REBORNもヒロアカも好きでこの作品の更新が楽しみです！頑張ってください！ (2019年10月6日 11時) (レス) id: f47ff8eb85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2019年8月17日 16時
