Episode 7-27 ページ29
「もし、あの子が先に動いた時はレン君にお願いするわ。」
「ミルフィオーレがそれを許可するとは思えませんが?」
「最後に会った時、ポーカーで勝ってね?何でも言う事聞くって言ってたから……。それに術士全員で眩ませればレン君だと暴く事は不可能でしょ?」
「成りすましというわけですね。」
姫君の元へ足を運んだ時、偶然ミルフィオーレの連中と鉢合った事があった。
その時に無理やりポーカーに誘われた結果、私の圧勝。
何でも言う事聞くっていう約束をまだ使ってないからね。
「白蘭はああ見えて約束事は守るのよ…遊び事ではね。」
「いいでしょう、その件に関しては僕が責任を持って交渉しておきましょうか…。」
「ふふ……腕が鳴るって?」
「彼が言いなりという様を目にするのが楽しみですよ。」
えげつない事考えてるんだなぁは敢えて言わないでおこう。
それに、結構本気で挑まないとラナを足止め
することも止めることだって出来ない。
これはどうやっても私とあの子の問題。
私達でケリをつける必要がある。
それ相応の事をやってしまった私だから。
そしてそれに答えるようにやってのけたあの子
だから……私達で決着をつけなければならない。
「私とあの子の因縁を……終わらせましょう。」
もう繰り返す事がないように。
互いに、終焉を望む結果がこれなのだから。
私の全身全霊を持って対峙することにするわ。
「……心配には及びません。
貴女がどんなに自責の念に駆られようとも、
僕は、彼等は貴女の味方ですよ。」
「どう……かな…本当に私の味方で在ってくれるなら
それはとても嬉しい事だけど。
人という生き物は、移ろうものだから。」
「それは貴女を信じている者への侮辱ですよ。
師に対して同じことを口にできるのですか?
貴女のお仲間はそんな安い絆で結ばれているのですか?
僕は貴女の優しさが好きですよ。
隔てなく、平等に声をかけてくれた貴女を僕は信じています。」
何よりも…と付け加える骸クンの瞳は真剣で
酷く私の心を抉るように綺麗に微笑んだ。
「何よりも、貴女を想い…世界を駆け回る彼を貴女は信じていないのですか?」
……そんなの…そんなのｯ!!
信じてるに決まってる…。
信じていないわけがない!!
私に居場所をくれたあの人を、私を護ると言ってくれた彼を信じないわけが無い。
＿＿＿＿恭さんは私の光そのものなのだから。
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渦鬱 - コロナ渦で見つけた作品ｗ何気なく見てたら普通にハマって読んでて自分でもびっくりww番外編とか話逸れるような脱線が無いから読みやすい!!たまに分かりずらい心情あるけどこっちで勝手に考察しろってこと?ｗでも予想するのも考察も好きだから妄想膨らんでる← (2020年9月18日 9時) (
レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
193 - 自分ももっと伸びていいと思います!!↓同じこと思ってる人いてマジ同士ｗ作者さんの作品全部見てる勢だけど、今までで1位2位くらいで好き!他の作品もみんな見てくれー!!ｗ (2020年9月18日 9時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
もっとやれ - シリアル好きには溜まらん!!ｗてかもっと伸びてもいいと思うこの作品!! (2020年9月18日 9時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
妖凛 - 読み返してると最初のトップページ?の紹介ページ?みたいなところで夢主ちゃんの現段階の心情と、ちょっと後の心情が描かれてるの好き!毎回トップページの感情伏線ここで回収するんだなってなる!! (2020年9月18日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2019年12月12日 10時
