◆1 days：どうして？ ページ7
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山田「案外いけんじゃん」
「帽子とサングラスのおかげだと思います」
山田「可愛くないこと言うなよ」
ひとまず山田さんには
帽子とサングラスつけてもらって
スーパーでアイスを買うことに成功した
どうにか、お会計まで済ませて
アイスばかりのビニール袋を
いいよ、といいながら
山田さんは持ってくれて
「あ、あの」
山田「ん？あ、いいよ払わなくて」
「でも……」
日曜まで居るんだし、と言いながら
楽しそうにアイスをカゴに入れてた姿は
ちょっとだけ可愛くて
食べきれなさそうなアイスの数には
口出ししなかった
山田「いーの、男の子らしいことくらいさせてよ」
「……ありがとうございます」
山田「どういたしまして」
よし、帰ろ？そう促されて
人通りの少ない歩道へ出ると
カサカサ、とビニール袋の音が響いた
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山田「ね、さっき思ったんだけどさ」
「……はい」
山田「なんで敬語で、さん付けなの？」
「いや……」
山田「せっかくなんだからさ、敬語やめてよ」
「そ、そんな馴れ馴れしい言い方」
山田「あ、あと名前もね？さん付け嫌だから」
「っと……」
だって、山田さん
貴方は私たち一般人と違って……
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山田「……テレビに出てるから？」
「へ……」
山田「俺がテレビに出てる仕事だから、そう呼んでんの？」
赤信号で立ち止まると
隣から聞こえてきたのは
今にも消えそうな声
赤信号を見つめる横顔に
少しだけ胸が傷んで
足元を眺めるしかできない
たしかに山田さんは
テレビに出ることも仕事……
だけど、そう別世界のように思ってるのは
私だけだったりするのかな？
山田さんは普通に接してくれてるのに……
山田「あ、Aちゃーん」
横断歩道を早足で渡って
一歩、山田さんを追い越して振り向くと
山田さんは、少し傾げて
サングラスを少しずらす
「えっと……、」
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「帰ろ……、涼介くん」
山田「……ん、帰ろ」
サングラスと帽子の隙間
その向こうの瞳が優しく輝いた気がした
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ゆーみん - キュンッキュンッしました！！！！ (2020年6月27日 1時) (
レス) id: 2e289340ae (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 盟さん» コメントいつもありがとうございます！お陰様で完結できました。またORANGEさんのお話が出来上がったらこちらで知らせますので、楽しんでいただけたら嬉しいです(^-^) (2020年4月28日 0時) (レス) id: bb125c4f82 (このIDを非表示/違反報告)
盟(プロフ) - 完結おめでとうございます...！REDさんの言動がとてもリアルで引き込まれました！次回作はORENGEさんということで、また読ませていただこうと思います♪お体に気をつけて、無理はなさらないでくださいね(°_°) (2020年4月27日 23時) (レス) id: 2aa16a942c (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - みーなさん» コメントありがとうございます！早速感想頂けて嬉しいです( ´:ω:` )きゅんきゅんして貰えて良かったです。また次回作が出来上がったら、お知らせにしにきますね(●´▽`●) (2020年4月27日 22時) (レス) id: bb125c4f82 (このIDを非表示/違反報告)
みーな(プロフ) - とても大好きなお話でした！最後までホントにきゅんが止まりませんでした。ありがとうございました。次回作も楽しみにお待ちしております！！ (2020年4月27日 22時) (レス) id: 0f82e6a95a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年7月29日 19時
