060：どんな男なの？ ページ12
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裕翔「なんかムカつくけどねー、そいつ」
「……え？」
裕翔「あんな表情させんのに姉ちゃんのこと放ったらかしにして」
「あ、うん……」
昔から裕翔は
私のこと心配してくれた
良くも悪くも素直だから
言葉は、たまに冷たいけど
テーブルの上には
気づいたら缶チューハイ
切なくなる気持ちを包むように
両手で、ひとつ口を開けた
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裕翔「……って、姉ちゃん聞いてんの？」
「聞いてるよ、大丈夫」
お酒が入ると
少し口数が多くなる裕翔は
空いた缶をテーブルに並べながら
指でフレームを作る
裕翔「ほんとさぁ、なんなのその男」
「……ダイキのこと？」
裕翔「は、ダイキって名前なの？覚えた。マジ覚えたから」
「あ……」
名前なんて言わなきゃよかったかな
居心地と空気に安心しすぎて
思わず出てきた言葉に
少しだけ俯いた
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裕翔「俺の大事な姉ちゃん待たせるとかさー、っとに贅沢野郎だなダイキは」
「裕翔、結構飲んだ？」
裕翔「は？別にー、」
口を尖らす裕翔は
ソファに座る私の足元で
わざとらしく体育座りをする
「なーに、どうしたの」
下から見上げられるのが
なんだか変な感じがして
缶チューハイに口をつけ直した
裕翔「……会いたい？ダイキに」
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「……、」
裕翔「そりゃ会いたいよな、当たり前か」
ひとつ目線を合わせると
裕翔は、テーブルの上を
簡単に片付け始める
「……あ、手伝う」
裕翔「ん？いーよ、座ってて」
あっという間にテーブルの上は片付いて
窓の向こうは
とっくに色んなオレンジが咲いていた
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裕翔「嫌じゃなかったら、ベッド使っていいよ」
「や、でも……」
裕翔「独りで待つより、いいっしょ」
私の隣にタオルと寝巻きを置くと
裕翔はパソコテスクに座り直した
裕翔「俺、もう少し仕事やるから」
「……ありがと」
裕翔「あ、アイツが姉ちゃん迎えにきたらさ」
「……ん？」
パソコン用のメガネをかけながら
長い脚を折り重ねて
背もたれに手をかける裕翔は
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裕翔「もう次ねぇからな、って俺が言ってやるよ」
握りこぶしを見せて
その笑顔は、なんだか心強かった
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圭人LOVE - リトラなくなっちゃいますね。。悲しい。。またJUMPが活躍できる場所ができれば嬉しいですね！ (2019年9月12日 15時) (
レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» 同じくです(ノ)ω(ヾ)楽しみがたくさんでめちゃくちゃ嬉しいですよね(＾ω＾) (2019年9月10日 14時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - ですよね！全形態予約しちゃいました（笑） (2019年9月4日 15時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 圭人LOVEさん» お返事遅くなってすみません( ; _ ; )アルバム朗報にワクワクが止まりませんよね(ノ)ω(ヾ) (2019年9月4日 8時) (レス) id: 5232f55703 (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE - そうですよね！もう何十回も見返してます！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年5月20日 10時
