いちばん星☆【1】〜the first star of evening〜 (Ki)

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〜〜〜♪





──お昼休憩──





まきこと近くのイタリアンのお店に来た





「で？で？…何だったの？
朝礼のあとのあの……アイコンタクトは！」




『うん…あのね…』




私は今朝の出来事をまきこに話した




電車とホームの間に足を滑らせたこと
それを助けてくれたのが…北山くんだったこと




『……で
まさかの再会でしょ？
…なんかお互いビックリしちゃって…』




「え──────っ！！！
なにそれ！すごいじゃん！
ドラマみたーいっ！」



『うん……そうだよね
ほんとビックリ…』



備品室でのことは……話さなかった




ただ傷の手当てしてきて時間かかったとしか……




「……ふ〜ん♪
あ！ところで最近裕太くんとはどーなの？」




『ん？うーん
連絡はだいたい毎日とってるよ？
…でも会えるのは相変わらず週末のどっちかかな〜』




「相変わらず忙しいんだね〜」






私には付き合って３年の彼がいる



大学３年の終わりに告白されて
卒業してお互い別々の企業に就職した



裕太はアパレル系の仕事で
土日に出勤になることも多い



朝は遅めの出社だから終わるのも遅くて……




だから平日はほぼほぼ会えず…連絡のみ…




土日のどっちかの休みが裕太と過ごせる唯一の日



そんな生活がもう２年続いてる




寂しい？って聞かれたら……




うーん




返答に困る……



確かに社会人になりたての頃は
急に会える頻度が減って…寂しかった……




慣れない生活に不安もあったし



もっと一緒に居たい！って思ったことも数え切れないほど……




でもマイペースな裕太には一人でのんびりする時間も必要で




それをなんとなく感じてたから……




私もこのペースにいつの間にか慣れていってた






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