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数「でもその薬屋さん、今日はやってますかねぇ」
途中で、3年は組の三反田数馬が不安そうに口を開く。
左「どういうことですか？」
数「一昨日も昨日も、授業でこの町に来た時にそのお店を少し見てみたんだけどどっちも開いてなかったんだ。一昨日はおつかいに行くっていう張り紙があって、昨日は張り紙は無かったんだけどお店の人が見当たらなくて…」
乱「そうだったんですか」
伏「2日もお店がやっていないだなんて、スリルとサスペンス〜」
今の会話を聞いて、伊作の疑惑はますます深まった。お店を空けて自分の城に出向いている可能性もある。
伊「あ、ここかな」
薬屋に到着。
左「なんだか静かですね。今日もやってないのでしょうか」
乱「でも商品は並んでますし、お店の戸も開いてます」
伊「ここ、前まで宿屋さんだった所だからまだ部屋がたくさんありそうだ。もしかしたら奥の方にいるかもしれないからちょっと見てくるよ」
「「は〜い」」
伊作は店の奥にある部屋の方へ行った。
そういえば、利吉は薬屋の”娘”と言っていた。ということは多分自分とそう年の変わらない女子がここにいるかもしれないということだ。
そんな人を探してずけずけ中に入るのもあまり気は進まないが…まぁ少し探すだけだし…そうだ、声をかければ出てきてくれるかもしれない。
伊「すみませーん、どなたかいらっしゃいませんか〜？」
…
返事が無い
今日もいないのだろうか。部屋を開けるのはさすがに気が引けるが…でもいないとしたら別に開けても影響はない。ここまで来て何も得られずに帰るのは後輩にも利吉さんにも申し訳ない。
そう思い、いないならいないとしてそれを証明するためにも意を決して部屋に入ることにした。
伊「す、すみません。失礼しま〜す」
戸をほんの少し開けたところ、中に娘がいるのを確認したが、
伊(あ、寝ている…)
どうやら寝ているようだった。どうりで、今まで声をかけても反応が無いわけだ。
伊(どうしよう、もう一回ぐらい声かけてみようかな…)
伊「すみませ〜ん、薬を買いに来た者ですけど…」
今までより少し大きい声で呼びかけたところ、
「！？」
伊「！？」
さすがに気が付いたようだが、町娘とは思えない反射神経で声のした方を向き、伊作とばっちり目が合った。
伊(声に気が付かないくらい眠っていたはずなのに、すごく動きが早い…というか、見覚えがあるような…？)
伊「あの…」
「きええぇぇぇぇぇ！！！」
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いちごもんすたー(プロフ) - しょーぞーさん» コメントありがとうございます！今後も頑張ります！ご意見参考にさせて頂きます。 (2021年10月3日 23時) (
レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - こんにちは〜いつも楽しく拝見してます^o^後者のドクタケに戻ってもらうに是非一票入れさせて下さい〜 (2021年10月3日 13時) (レス) @page50 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - しょーぞーさん» そう言っていただけて嬉しいです…！これからも頑張ります！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - さくらさん» コメントありがとうございます！今後もちまちまとですが頑張ります！！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - とっても面白いです！連載ありがとうございます！(;o;) (2021年9月26日 20時) (レス) @page22 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮生 | 作成日時：2021年9月16日 21時
