【d!】主役は私と言いたい所だが、

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次の日からは怒涛の展開だった。

「うわぁ！お姫様の部屋みたい…！」

「夢見がちやな〜」

多分夢だからね

突然のトリップに対しこの国はとりあえず公表はせず、来賓用の一室を与えてくれた。

そのあとそこで、一日中エーミールさんと、監視役として誰かが立ち合いのもと、私が元いた世界とこの世界の文化のすり合わせから始まった。

これが何日も

息抜きにオスマンさんと異文化交流と評して知ってたり知らなかったりするお菓子を片手にお茶もした。

が、拘束時間が長すぎて普通に取り調べだ。

一週間ほど問い詰められて私がげっそりした結果、マンちゃんはJKという言葉を覚えて帰り、エミさんはバイクに興味を持ってくれたようだった。

よくお話した上記二人とは自然に仲が良くなり、二人の護衛役としてきたひとらんらんさん…ひとらんさん、ゾムさんとも話すことが多くなった。

この日々を通して私が分かったこと、

この国はどちらかというとヨーロッパのような、日本とは似つかないところで、世界規模で王政が倒れた後、軍国主義が色濃くメジャーだという事

世界情勢がよくなく、貴族の出以外の女性はほとんど教育らしい教育を受けていない現状、この国ではメイドとしてここで雇われることが精いっぱいの出世らしい事

インカムや端末などは技術が発展しているが車やバイク、飛行機や電車など、人を乗せるくらいの大きなオートマの設備は整っていないという事

ここの世界についてのお勉強や、ゾムさんやコネシマさんとマンツーマンの戦闘訓練をこなすうちにみなさんと徐々に距離感が縮まり仲良くなれました。


流石だナイス夢


そして夢のような展開がもうひとつ、

なぜか身体能力が飛躍的に上昇していた。



マンツーマンの先生たちは私の軍入りを希望しているらしい。

「え〜、Aちゃんのメイド服見たかったなぁ」
「私的にきて貰えばいいさ」
「総統、お言葉ですがそれは意味が分からないですね」

そしてあの日以来の会議室、同じ場所に立っていた。

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