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※一部差別的な表現が入ります。
-os視点
「年頃の女」と「勉学」
この世界では相反する存在が、Aちゃんの世界では共存していて、しかもそれを「JK」と異称できるくらいには気軽な、身近な存在だった。らしい。
この上ないくらい、興味をそそられた。
貴族の女以外は、上昇志向もなく下等教育だけ受け、井の中の蛙如く身の丈に合った男を選んで婚姻関係を結び、子を儲ける。
それだけの存在のはずなのに。
この世界で高等教育を受けることは「男」にとって"さえ"、出世の道を示されたようなものであり、それ以外の人間が科学や数学、歴史を修めるなんて事は天地がひっくり返ってもなかった。
年端もいかない、女性にその権利が？
「じゃあそのJKって何するのが楽しみなん？」
「そうですねぇ、趣味もあるし部活動…なんかしらの活動をしたり、あとは！恋愛！そう青春！」
「恋愛？」
「せいしゅん…？」
エミさんと、顔を見合わせたのを今でも覚えている。
恋愛なんて、してこなかった。
というか、幹部全員、そうだろう。
大先生とかは誑かしてるけど。
「まぁ、学力に大きく差があると恋に発展しにくいみたいな話はコッチにもありましたし、無理もないかもしれませんね。」
「いいですよアレは、心も体もそわそわして、浮かれてて、すごく楽しいです。」
「病の類ではないんですか？」
「エミさん！そんなこと言ってたらモテませんよ！」
数ヶ月前の記憶を引きずり出しながら、ソファに身を埋める。
いままで不自由なんて思ったことはなかった。
しかし、全く知らない世界があったという事実が今、頭の中を占拠している。
「普通」だと言うの彼女が「普通」に受け入れてきた教育環境、そして「楽しい」らしい恋愛
それを幹部である「俺」が知らない、経験したこともない。
好奇心が疼く。
どんなものなんだろうか、羨ましい、ずるい。
今まであってきた貴族の娘に興味はなかった、Aちゃんをそういう目で見るつもりもない。
だとしたら、俺がその「楽しさ」を体験する日は来るのか？
それが国を攻め落としたり、敵国が泣きついてきたときの快感に勝るのか？
比べることすらできないのか？
「オスマン、目ぇやばいことなっとる。」
「スフレ口に合わなかったのか？」
「…あぁ、ごめんなんでもない。」
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Aya(プロフ) - ボマー！？お前性格イケメンかよ！？多分任務失敗したら消されるからの自爆だろ!!!任務より自分の気に入った相手優先とかヤバい(途中までしか見てない人の勝手な感想) (2021年6月8日 3時) (
レス) id: b462e5db2b (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - ROM専さん» 勢いの良さに笑っちゃいました…！ありがとうございます（？） (2019年9月26日 7時) (レス) id: 2e704aa56d (このIDを非表示/違反報告)
ROM専(プロフ) - mnちゃああああああああああ (2019年9月25日 20時) (レス) id: 19a3a955e7 (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - にーたさん» 周りに説明する時は丁寧だけど胸中ではズバッと決まってそうなのでこういう表現にしました！色々考えた結果の文字数なので刺さったなら嬉しいです！コメありがとうございました！ (2019年9月22日 10時) (レス) id: 2e704aa56d (このIDを非表示/違反報告)
にーた(プロフ) - 46の一文に痺れました。語らないでズバッと切るところが最高にカッコいいです。 (2019年9月21日 23時) (レス) id: 8f97026b0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燕
| 作成日時：2019年8月23日 19時
