風柱とズルい継子の関係。【不死川実弥】

33.炎柱の継子にワンチャン。 ページ33

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『どうぞお納め下さい。』

「うむ！有難く頂こう！そして折り入った話とは何だ？不死川の事か？鬼の血鬼術に掛かり随分と経つ。まだその鬼は見付からないのか＿＿うまいっ！！」



炎柱に薩摩芋を貢いだ。
(柱は好物でチョロい説、記録更新)



『夕餉には薩摩芋をふんだんに使ったお味噌汁をご用意致しますね♡』

「うむ！それは有難い！わっしょい！」



うんうん。やはり好物は正義。
そんな事を思いながら炎柱にどう取り入ろうか考える(仮にも上官)


『師範！お手合わせ願います！』

「む！君の師範は不死川だろう！」

『風柱は女にうつつを抜かしております！もう師範は破門です！私は炎柱の継子になりたいと思っております！＿＿＿いざ、、勝負！！』



焼き芋を両手に抱えた炎柱に木刀で斬り掛かったが…炎柱は刀が無くとも体術の能力も半端ない(あっさり交わされ吹っ飛ばされた)


「君に素質がある事は分かるが不死川から話を聞いていない！筋を通す事は大事な事だろう！」

『……………私、伝説と呼ばれる薩摩芋を生産している農家を知っております…ワンチャン、定期的に仕入れる事も可能かと。』

「…………………善処しよう！！」



人間の三大欲求て強いな(遠い目)
師範も……欲に目をくらませおって！
けしからん！ちっさい不能の癖に！(しつこい)







そんな訳で炎柱の朝の鍛錬をそのまま継続したんだが…えげつな…やっぱ柱稽古って内容が重すぎて吐きそう。いや、ちょっと出た(仮にも乙女)


いつもなら気絶したフリや本気の失神をしたら師範に全てを任せられるんだが…炎柱にそんな事をお願いしてもいいんだろうか……まぁ、息絶える前に炎柱そっくりの千寿郎くんが昼餉の声掛けに来てくれたからそれは免れたんだけども(正直…動きたくないレベルで疲れたから布団まで運んで欲しかった)



「Aさん…大丈夫ですか？」

『……有難う千寿郎くん。ご飯が美味し過ぎて涙腺緩む位には弱ってるかな。』

「流石！不死川の継子なだけあるな！君の素質も有るだろうが不死川の戦い方にも似ている。不死川は師範としての責務を全うしているな！これなら柱目前と言うのも頷ける。もっと精進する事だな！」

『あの…お聞きしたい事が…』

「言ってみるといい！」

『あ…あの…師範が代わると私の今までの討伐実績もチャラになって、鬼のカウント初めからになりませんかね？(曇りなきまなこ)』

「…………ならない！！」

『……チッ、』



もういっそ…柱になってしまえば師範の所に戻らなくて良くなるんじゃないかと脳裏に浮んだ事は、口に出さなかった。




京華
メリクリ！

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