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06. ページ6

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「こんなもん送りつけてきやがった癖に、今更何照れてやがる。」


「たくよォ、色恋に現抜かしてる場合じゃねぇだろうがァ…」


「まァ…でも、柱だって人間だァ…そういう事もあるわなァ」





「いいぜェ、恋仲になってやってもよォ」









・・・何を言っているんだ?この男は・・・






視界の端に捕えた不死川さんが手にしている紙。
そこには、私の筆跡とそっくりの文字が見えた。

なんとなく文面も私が書いた物と似ているような気がする…。



嫌な、予感がする。
いや、でも、そんな…と浮かぶ考えを全否定しブンブンと頭を振った。



「おい、A…?」



はっ!!!!!こんな事をしていても仕方がない。
確かめなければ…!



信用しない、信用しないと呪文のようにブツブツと口に出しながら。


不死川さんの手に飛びつきソレをぶん取ると、食い入るように文字を追った。





だが…





ソレは見まごうことなく私が書いたモノで。
間違いであって欲しいという私の儚い願いは無情にも打ち砕かれた。





そして、この手紙を没にした理由がまずい。





なんせ最初の文が…








____お慕いしております。







つまり、だ、宛名が書かれていない。



そして、この手紙が煉獄さんではなく、不死川さんの手にあるという事は…








それは、つまり、そういう事ですよね、






そうとしか考えられない……









あは☆

恋文を送る相手間違えちゃった☆








・・・って全然笑えないんだけど!!!




.

*作者より。→←05.



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:恋愛
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あさひゆうひ(プロフ) - 京華さん» ナニシテンノ?おめめ心配。寝ろ寝ろ寝ろ。 (2月5日 5時) (レス) id: 62b927337a (このIDを非表示/違反報告)
京華(プロフ) - 初コメント失礼致します(いやこれ何でコメントしてないの?え?読んでたよね?と困惑。バグってんの?まぁいいや←)一気読みしてしまいました。惚れてくれてる実弥イイ!笑いながら読んじゃいました。眠いのに実弥熱が沸き起こって眠れないけど寝ます。また書いて。 (2月5日 1時) (レス) @page50 id: bb9635485e (このIDを非表示/違反報告)
あさひゆうひ(プロフ) - なおさん» 完結して随分経つ話にコメントありがとうございます!とっても嬉しいです!鴉たち頑張りましたー! (2022年7月28日 23時) (レス) id: 62b927337a (このIDを非表示/違反報告)
なお - 鴉すごっ!天才やん そしてあさひゆうひさんもこのお話を考えれるなんて天才だよー 天才過ぎてヤバイ 不死川さんたちお幸せに!! (2022年7月26日 22時) (レス) @page50 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
あさひゆうひ(プロフ) - 環さん» 環ちゃん!久しぶり…!まさか読んでくれたとは!!!オチを書きたいだけのお話でした。コメントありがとう!とっても嬉しかったです♥ (2022年4月7日 23時) (レス) id: 9c7376e839 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさひゆうひ | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2022年2月2日 10時

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