【あんスタ】プロデューサーが元暗殺者の件について〜４〜【暗殺教室】

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だいぶ、プロデューサーとしての仕事に慣れてきた頃の事。



「や、止めてくれないか……！」



「騒ぐんじゃねーよ！」



校舎裏から、少しの騒ぎ声が聞こえてきた。



校舎内にいた私は、声のする場所を上から覗き込むと、そこには目を疑う光景があった。



周りからバレないように、一人の生徒を複数で囲み、彼に手を上げていたのだ。



私は、咄嗟に走り出し、彼らの元へ急いで向かった。



「本当に、やめてくれ……！」



「うるせーな！一生喋れねー口にしてやろーか！」



「一年生相手に暴力なんて、見苦しいですよ。先輩方」



音も立てず、気配すら感じさせずに現れた私に、彼らの驚き方はそれぞれだった。



ただ、先輩方は「ヤバい」と言いたげな表情で私を見ていた。



「ぼ、暴力だなんて！俺らがする訳ないじゃん！なぁ、お前ら！」



「そーそー！」



貼り付けられた笑顔。



そんな仮面も、嘘も



______________私には、通用しない。



「嘘をつけば、その分自分という人間が汚れていくんですよ」



「Aちゃん。あんまり、先輩に立てつかない方がいいと思うぜ？」



そう言いながら、先輩は私に向かって手を振り上げる。



(このくらい、余裕で避けられる)



そう思っていた時だった。



私の目の前に、大きな影が立ち塞がった。

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