励ましの時間 ページ16
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月日は流れ、北風の吹く季節となった。
勉強、訓練、勉強、訓練……と両立しながらでかなり大変だったが、【この日】のために必死に食らいついてきた。
手には受験票。目の前には、蛍雪大学。
そう、今日は推薦入試当日だ。
瀬名くんも同じ大学を受験するが、一般の方で受けるらしく、会場には知り合いは誰一人としていない。
「緊張するねー」と友だちと笑い合う人たちを見て、心細くもなる。
寒さからか、不安からか、手が震えてきた。
(落ち着け……落ち着け……)
受験票を握る手と、肩に力が入っていく。
自己暗示をしながら、ギュッと固く目を瞑った。
その時だった______________
「白星さんっ！！」
「……渚くん？」
いるはずのない彼が、そこに立っていた。
私は、小走りで渚くんの元に向かう。
何故かは分からない。
彼の顔を見たら、少し泣きそうになった。
「どうしてここに？」
「応援に来たんだよ。白星さん、推薦入試だって聞いていたから」
「わざわざありがとう。嬉しいよ」
心細さが、一気に吹き飛ぶ。
旧友とは、こんなにも心強いものだったなんて……
ふと、渚くんは私の顔をじっと見つめだした。
何だ何だと思っていたら、彼はふっと笑って言った。
「白星さん。緊張してるでしょ」
「当たり前よ。ただでさえ、同じ高校の人なんていないし、いざこの場所に来てみれば、一気に不安が出てきちゃうし……」
周りの人たちが私よりも賢そうに見えて、ついつい思考は悪い方に傾いていく。
こんな時こそ、ポジティブでいないといけないのに……
そんな時だった。
渚くんは、手袋を外し、冷え切った私の手を包み込む。
そして、私の目を射抜くように見て言った。
「大丈夫。
____________白星さんなら、絶対殺れるよ」
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今宵(プロフ) - 一気読みさせていただきました！任務がどう関わっていくか楽しみです！！ (2022年10月10日 21時) (
レス) @page27 id: 6c82ee2695 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 任務についてどうなっていくのか気になります (2022年7月26日 2時) (レス) @page27 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
愛那 - 暗殺教室もあんスタも大好きなので嬉しいです！！更新頑張っください！楽しみににしています！！！ (2020年4月19日 12時) (レス) id: d42bf818f3 (このIDを非表示/違反報告)
Yy(プロフ) - 暗殺教室もあんスタも大好きなので最高すぎました← 続きがとても楽しみです！！更新頑張って下さい！♪ (2020年4月5日 21時) (レス) id: 4c46a4a080 (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - Edenが出てる！暗殺教室とのクロスオーバー面白いです！ (2020年4月5日 14時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2018年7月3日 13時
