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「......んなもん知っとる。」
少しだけ、先を歩くツンツン頭の、表情は窺い知れない。
私はそのままそっと俯いた。
「....爆豪くんは、私があちらへ出た後も、1年は雄英に居なきゃならないよ。」
「.....そんぐれー分かるわ。」
「だって爆豪くん、.....後輩だもの。」
「知っとるっつうの。」
「........爆豪くんは誤差って言うけどさ。どんなにちっちゃい差でも、絶対埋まらない差なんだ、よ....？」
手を繋いだまま、立ち止まったと思ったら、真っ直ぐに、赤い目がこちらの視線を捉えて離さない。
真っ直ぐすぎて、
痛いくらい。
胸がぎゅう、と音を立てた気がした。
「1年、確かに埋まらねぇ。
けどそれで俺がお前を手放すと思うか。
ようやく、手に入れたっつうのに。ンなもんでみすみす手放してたまるか。
聞け、A。」
捉える赤い目が、強く光る。
「俺は最速でヒーローになる。
著名なヒーローは都市部で事務所構える。単純に犯罪件数が多いからな。
......すぐに行く。
それまでも会いに行く。
だから、
絶対ぇ待ってろ。」
ぎゅ、と眉間に力が入るのが自分でもわかった。
一気に目の周辺に熱が集中してきて、いやだった。
そんな私など御構い無しに、目からぶわ、とぬるい水が決壊する。
「.................ッうん...！待ってる......！！」
「.....浮気なんぞしやがったら即爆破だからな。あとそれまで死ぬほどお前を堪能させて貰うわ、覚悟しとけや。」
そう意地悪く笑いながら、ゴツい手がそっと涙を拭った。
こんなに大好きなのに、浮気なんてできないよ.......！
そう言ってまた涙が流れるのに、優しい手が何度も頰をなぜた。
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年2月20日 16時
