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「長いこと付き合わせて悪かったな、結弦。
万が一ヴィランに痕跡を辿られるような事があればお前の身に危険が及ぶからな。
数日はプロヒーローによる保護が必要だった。学校で寝泊まりさせる事になって不便をかけた。」
「いえ、それは....重々承知の上でしたし、私も家で1人考え込んでしまうより、先生が居て下さって救われました....。
.....でなければ、到底神野の中継には耐えられそうにありませんでした....。」
俯いてそう言った。
くしゃ、と頭に感触。
無愛想な表情のまま、先生の乗った手だけがあたたかかった。
「.......お前はよくやった。どんな結果であれ誰も死ななかった。それが全てだ。」
「................はい...！」
「ところで、だが。明日で保護期間も明ける。
.......明日、丁度ある家の家庭訪問があるんだが....俺は合理性を重視する。お前も家まで送ってかなきゃならない。ここは合理的に考えて、お前を連れて家庭訪問へ出た後、お前の家で降ろそうと思う。
....訪問中、お前には車内で待っていてもらわなきゃならない。そのお宅は何しろ息子さんをヴィランに誘拐されている。ちょっとばかり時間がかかるかもしれんが....
どうだ。」
「.................！」
あれ以来、私も保護観察下に置かれていたし、あちらも聴取や何やとめまぐるしかったと思う。
連絡のひとつでさえ、取れてはいなかった。
相澤先生の意図に気付き、目を丸くした。
「.............っはい...！わざわざすみません....よろしくお願いします...！」
ガバ、と音がしそうな勢いで頭を下げたのに、少し相澤先生が笑ったような気がした。
寮制の話に両親は驚くほど理解を示した。
家庭訪問にやって来た相澤先生、オールマイトも同様の反応だったようで、少し面食らいつつ訪問は終了した。
家を後にしようとするオールマイトの背中に声をかける。
「デクは.....、アンタにとって何なんだ。」
「..............生徒だよ、君と同様に、前途ある。」
明らかなオールマイトの意図に、それ以上は目を背けた。
「.........ありがとよ。」
「.....その言葉を受けるには、私よりも相応しい人物が居るぞ。」
そう言ってオールマイトが視線を向けると、門の影からおず、と人影が姿を現した。
「...................結、弦...。」
久方ぶりに見るその姿に、見開いた目が釘付けになるのが自分でもわかった。
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年2月20日 16時
