愛され短編集10[YouTuber]

♪言葉って難しい ページ3

〜エイジside〜

プロポーズしようと決めた当日。



変なとこないかな？とか、先にバレない？とか女々しい事ばっかり考える。


うわぁ、俺らしくねぇ……。




そらの提案に2つ返事で了承したけど、今になって不安になってくる。



そ「「えっとね_______________






その場で、Aに対して思ったことを伝える！これが1番!!!!!」」



その時は確かにな、って思ったけど頭の中真っ白になったら終わりだよな…。




(ｶﾞﾁｬｯ)



『あれっ、電気ついてる……え、エイジ！？』


エ「ごめん。合鍵使って入ったわ。」


『もー、合鍵使う時は連絡してって言ったのに…。まぁ今日は早帰りだったからいいけど。』


エ「ありがと。」



なるべく平然を装って、いつも通りに、って思えば思うほど心臓がうるさくなる。


ポケットに入った箱をぎゅっと握る。



エ「A。」


『うん？』


エ「ちょっとこっち来て。」


『はいはーい。』



部屋着に着替えたAを呼ぶと、目の前にぽふっと座った。



エ「A、よく聞いて。」


『うん。』


エ「……俺さ、Aに告白した時、まさか付き合えるって思ってなくて、はいって答えてくれた時めちゃくちゃ嬉しかったの。」


『え、あ、そうなの？意外。えいちゃんならいつでも自信ありそうなのに。』


エ「俺にだって不安な時ぐらいある……って、そうじゃなくて。」


『何？』


エ「その日から、絶対にAのこと大切にするって決めたの。」


『うん。』


エ「だけど、喧嘩したり、泣かせたり、今じゃ本当に申し訳ない事ばっかした。」


『そんなことないよ？私にも悪いとこあったし…。』


エ「でも、」


『？』


エ「やっぱりAのこと大切にしてたい。




……今日からずっと。」


『…え？』



驚くAの前に、ポケットから取り出した箱を見せる。


めっちゃ悩んで買った、指輪。



エ「俺に、Aの一生を、くれませんか？」



Aの目は涙でいっぱいだった。




自分でもかなりクサイ言葉を吐いたと思う。


でも、これが俺の気持ちだから。
伝わって欲しいから。



『えいちゃんに、私の一生を託します…!!!!!』



彼女に伝えたいこと、伝えられました。

*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――
1発目から予想以上の長さ(苦笑)


弥生さん、リクエストありがとうございました！
遅くなって申し訳ないです(汗)


良かったら一番右のお星様、押してください
…I˙꒳˙)

それでは！

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