シンデレラガール*５

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紫耀「もしかして、今日会えないって言ってたの、それ？」




『…うん』




紫耀「もぉーーー、体調悪いんだったらそう言ってっていつも言ってるじゃん！」




『でも、咳だけだし…』




紫耀「そうやっていつもあとから辛くなるの誰？」




『うぅ…』




紫耀「さっきも体熱かったし」




『ごめん…心配かけたくなくて』




紫耀「だめだめ、ちゃんと言って。心配させてよ」




『うん…』




紫耀「お仕事もう終わり？」




『うん、今から帰るところ』




紫耀「ん、じゃあ一緒に帰ろ」




『えっ紫耀くんもお仕事もうないの？』




紫耀「うん、今日は終わり〜」






スタジオに直接来ていた




紫耀くんの車に乗せてもらい、家へと帰る






『ありがとう、おやすみなさい』






そう言って自分の家の玄関を開けると




何故か紫耀くんも入ってくる






『え？紫耀くん？』




紫耀「“おやすみ” って言ったって寝ないでしょ」




『っへ』




紫耀「家のこと色々やるの目に見えてる」






……バレてる、本当に鋭い




むーっと唸っていると、優しく笑う紫耀くん

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