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「いやいやちょっと落ち着きなよ」
「侑には俺からも言うとくから」
ガタッと音を立てて立ち上がる二人。
彼の片割れである宮君だけが、「ええんちゃう」と無表情で頷く。
これまで慰めムードだったのに、突然物凄い勢いで止められて私が驚いた。
『いや勿論、本気でするわけじゃないけど』
ドッキリだよ。
浮気ドッキリ。
苦笑して訂正をいれれば、ゆっくりと座り直す銀島君たち。
私は侑が好きだ。だから、苦しい。人並みに嫉妬だってする。
でも束縛はしたくなくて、これまで容認してきた。
だが、それにしたって、侑は酷いのである。
私って本当に彼女？と疑問に思うくらい。
少しくらい、仕返しがしたいのだ。
『どうせならド派手にドッキリ仕掛けてやる』
期限は一週間。
巻き込む協力者は、
二年ながら生徒会長を任せてもらっている身だから、放送室で喋ることくらいできる。
あいつが本気で謝ってくるまで、徹底的に演技しよう。
『あ、相手役は角名ね。』
「え、なんで俺。治でいいじゃん」
『事あるごとに喧嘩されたらたまんないし』
「せやせや」
「お前侑に八つ当たりされたくないからって」
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
橘A
二年一組。生徒会長。
最近彼氏の行為が目に余りストレスが限界値。
本ドッキリの主犯。
容姿 ★★★★☆
頭脳 ★★★★★
精神 ★★★★☆
運動 ★★★☆☆
人望 ★★★★★
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サラミ - 初コメ失礼します。もう設定から面白くて、どんどん読んでしまいました!!更新楽しみにしています。主様のペースで無理しないように頑張ってください!!!上から目線ですみません。 (2022年11月7日 21時) (
レス) @page18 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音琥
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時：2022年11月2日 18時
