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首を傾げていると、父さんが「いや……もう俺が準備しておいた。あとは寝るだけだ」と言った。
なぜに準備した?
兄貴が入学することになったんじゃなかったのかよ。
『え。いや行かないよ俺、普通に嫌だし。』
首を振ると、がばっと兄貴が起き上がり「行けよ!!!」と言った。
生きてんじゃん。
お前が行けよ。
………………とまぁ、反抗を続けたものの三人にゴリ押され、気が付いたら馬車に乗せられていて、無事入学式へ参加するはめになったのだった。
___現在____
…という訳で、今俺は入学式に参加していた。
うん。
いつ思い返しても絶対おかしい。
本当に、なんでこんなことに……。
ため息を吐きたい衝動に駆られる。そんなことしたら周りに見られる可能性があるからしないけど。
ちなみに。
兄貴が入学するはずだったのに俺が行って大丈夫なのかと聞いたら、書類の名前を書き換えておいたから大丈夫だ☆と云われた。
つまり、俺はちゃんとこの学園に入学してしまうことになったのだ。
「汝の魂のかたちは……………ポムフィオーレ寮!」
そんな声が聞こえ、意識が引き戻される。
目を前に向けると、次は俺の番のようだった。
地獄だ……こんな視線が集められる儀式……。
そんな風に思いながら、仕方なく闇の鏡の前に立つ。
「汝の名を告げよ」
『A・フィグ』
名乗る。
これも嫌だなぁ……誰かに名前覚えられたりしたら…。
いやまぁ、俺の名前なんて覚えても得ないから居ないと思うけれども。
汝の魂のかたちは………ディアソムニア寮!と言われ、大人しくその寮へ並ぶ。
周りを見渡すと、ちらほらイケメンがいるのが見えた。
どの寮も。
うわぁ……美形こっわ。というのが俺の見解である。俺みたいなモブ顔は絶対に関わらないほうがいい奴だ。
「汝の魂のかたちは………ハーツラビュル寮!」
そんなことを考えているうちに、最後の奴の寮分けが終わったようだ。
各自寮へ戻ってくださいという学園長の指示で、俺たち新入生は寮へ向かった。
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ロア - こいつらが、喧嘩したら、どうなんのかなw見てみたいわーwww (2022年12月4日 13時) (レス) id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 面白いですね!!!!!!!!!!!頑張ってください。!!これからの展開が気になりますね!!! (2022年12月4日 10時) (レス) @page34 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
鸛(コウノトリ) - この小説ギャグの神様と神作者様が降臨してる.......!!! (2021年12月21日 22時) (レス) @page34 id: b918a201eb (このIDを非表示/違反報告)
火星 - 面白かったですwww ひさしぶりにあんなに笑いました。 続きと楽しみに待っております。【皆さんhは狸鍋か狸汁どっちが好きですか?】 (2021年11月13日 18時) (レス) id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりたん(プロフ) - 何か見覚えのある会話と思ったら学校で親友とこんな感じでふざけてるんだった(笑) (2021年8月8日 18時) (レス) id: 5b72c3e53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音琥 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時:2021年6月6日 16時