第13話 ページ22
夏目side
革命を起こそうとしていル、『Trickstar』の話を兄さんとしているト、話の途中で兄さんが考え込んでしまっタ。
その表情ハ、ボク達に内緒でなにかをすると決意した顔ダ。
兄さんがその表情をする時は大体ボク達にとって悪いことをする時だから、嫌な予感がして兄さんに魔法をかけタ。
夏目「【兄さん。また、変な事考えてるでしょ】」
教えテ。何を考えていたノ?
まタ、あの時みたいに後悔したくないかラ。
・・・兄さんはやっぱり悪いことを考えていタ。
最初はボク達の二の舞にならないで欲しいという内容だったかラ、なんとも言えない思いになりながらもそうだネ、と相槌を打っていたボク。
だけド、次の兄さんの一言でボクの思考は停止しタ。
『僕ハ、『奇人』の犠牲であればいイ』
なんデ、そんなことヲ。
あの時、確かに兄さんは『奇人』であるボク達を身を挺して庇ってくれタ。
おかげデ、ボク達『五奇人』には老害(天祥院英智)は何もしてこなかっタ。
だけド、兄さんハ?
天祥院英智に心を壊さタ、しかもそのまま大怪我をおっテ会場からでていっタ。
それから再会するまで連絡が途絶えテ、どれだけボク達が絶望したカ。
再会した今だかラ生きていることを知ってル、今までずっと絶望しテ、楽しいことなんて兄さんが居ないのにあるわけがなくテ。
なの二、なのになんデ、”僕ハ犠牲であればいイ”なんテ言うんダ・・・。
気がついたら涙がでていタ、ボクの涙は兄さんの制服に吸い込まれていク。
本気でなぜ泣いているのかわからなイって困惑した表情を浮かべないデ、お願いだかラ・・・。
そんなとき渉兄さんが来タ、ボクはその瞬間に救われたと思っタ。
今の兄さんと話しているのは辛イ。
事情を話したら渉兄さんも顔を歪めて酷く辛そうな表情を浮かべタ。
同じことを考えているんだろうナ、とすぐにわかル。
渉兄さんは問答無用で零兄さんの元へ向かってくれタ。
兄さんのため二、なにもできない自分ガ。
あの時、庇われてから何も変わってないような気がしテ、必死に兄さんに縋り付ク。
上から、零兄さんの声が聞こえタ。
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仁愛(プロフ) - コメント失礼します。この作品とても好きです!!何度も何度も読み返してます!この作品のシリーズはとてもほっこりするので、もっと他のキャラのも読みたいです。これからも応援しています! (2020年11月4日 21時) (レス) id: d067df49bb (このIDを非表示/違反報告)
鈴木零(プロフ) - そやなぁ抜けたくもないわぁ(夏目沼と五奇人沼から) (2019年9月28日 17時) (レス) id: 63b7cb214d (このIDを非表示/違反報告)
鈴木零(プロフ) - 頑張ってくださいね! はいww敬語なしでバンバン話をしましょ わかる夏目沼から抜けれぬ 五奇人沼からも抜けれぬ (2019年9月28日 12時) (レス) id: 63b7cb214d (このIDを非表示/違反報告)
鈴木零(プロフ) - 更新フィーバー過ぎて「うぇぇい」ってなってたww 夏目双子兄は王子様なのかな?そして夏目は姫なのかな?やべぇ尊過ぎる(真顔)(これからも頑張ってくださいね) (2019年9月28日 11時) (レス) id: 63b7cb214d (このIDを非表示/違反報告)
鈴木零(プロフ) - 本当になってくれたらどれだけ全僕が喜ぶか(( お、その時は見せ合いましょうww (2019年9月28日 11時) (レス) id: 63b7cb214d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音琥@逆先夏目 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時:2019年9月25日 10時