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「 ちょっと〜うちの甥っ子に何する気?A、こいつらに何かされたらすぐに俺に連絡するんだよ。110番でもいいからね 」



『 ……え、そんな大袈裟な 』



油断ならないから、と叔父さんはそう笑って俺の頭を撫でた。



昔から何かと叔父さんは俺に対して過保護気味だから、会う度に危ない目にあってないかという質問を受ける。


男だし、もう成人間際の大学生なのに気づいていないんだ、きっと……。



最後の言葉は嘘だろうけど、叔父さんの同業者(恐らく)の方だから何もしないだろうに。



( そもそも俺相手に何もしないよね、男だし )



「 え?なんで俺ら不審者扱いなの?」



何も変なこと言ってなくね?と普通に突っ込んだ背の高い男性。



「 ガッチさんセコムじゃん笑 」



やば、と眼鏡の男性はケラケラとおかしそうに笑う。



「 叔父と甥の関係のモンペってレアじゃない?逆にA君が危なそう 」



なんて言って鼻声気味の男性がふは、と鼻で笑った(嫌味っぽさはない)。



それぞれの異なる反応に面白くて、大丈夫ですよと笑みを溢しながら返した。



__________



「 じゃ、行くわ。また今度ゲームしようねA 」



「 じゃあな〜 」「 また来るね 」「 俺ともゲームしようぜ〜 」



『 はい!皆さんも運んでいただき本当にありがとうございました!』



面白いやりとりも終わり、俺は叔父さん達を見送るためマンションの外へ出た。



何名か手を振ってくださったので控えめに振り返し、夜の暗がりに漂う街灯の光に消えていく彼らを暫く見えなくなるまで視線を向けていた。



無事に彼らを見送った後、家に戻って買ってきた食材を冷蔵庫に詰めていく。



レジ袋四つ分は一人暮らしにしちゃ多すぎると改めて実感した。



普段は自炊が基本なので惣菜を食べることはないが、もう時間も遅いので、適当に取ったお惣菜とサラダで夕食を済まそうと思う。



『 ……まさか埼玉以外で叔父さんに会うとは。他の方々とは初対面で少ししか会話できなかったけど、楽しかったなぁ 』



半額の南瓜の天ぷらを齧り、そんな独り言をぼんやりと呟いた。



………そういえば彼らの名前をお聞きするのを忘れてしまった。



( ……でも、叔父さんの同業者の方だったら聞かないほうがいいかも )



深入りしちゃダメだよね、と思い直し、ご馳走様と手を合わせた。



そしてシャワーを浴び、歯磨きを終えてから日課の就寝前のYoutube視聴を始める。



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りんご - すごく面白いです!続きを楽しみに待ってます!! (2022年12月3日 19時) (レス) id: 574ad41434 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千利休 | 作成日時:2022年3月10日 2時

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