菊地家の生活3〜第二児出産・第三児出産〜

Fainly ページ15

健子side

あれから数ヶ月後、ついに3人目生まれました。



在宅ワークあるから、産休はもう取ってない。



週末の風磨の予定に合わせて、互いの両親の元へと報告しにそれぞれの実家に週替りで皆で帰った。



ちなみに生まれた女の子の名前は、「真理」と書いて「まり」と読みます。



勝利は４歳となり、この４月から保育園に通い始める予定。



聡は３歳となり、だいぶしっかりしてきて、今は真理のお兄ちゃんをしたがっています。聡にとっては、待望の下の子かな？



とても、バタバタとしてはいるけど、本当に幸せだと思える日々を送っています。



三人は兄妹として、ケンカもするし、お兄ちゃん初心者だし、色々あるけど、なんだかんだうまく行ってると思う。



これからの成長が楽しみだな。



どんどん大っきくなりそう。反抗期とか、どうしたらいいの？



反抗期来るなら、勝利が初で、すぐ側にいる聡も勝利に次いでなりそう。真理は、反抗期の姿の予想がつかない。



でも、大変なことも超えて、皆すぐに立派な大人になるんだろうな。将来なにするのかな？



あ、将来の為にも、今から習い事いくつかさせておいた方がいいのか。



風磨「何してんの？」



私は、子どもたちを寝かしたところ。そのままボーッとしていた。



健子「んー、反抗期来たらどうしようかって考えてた。」



風磨「早くない？まだ、第一次反抗期も来てないよ。」



健子「ほんとだ。笑」



風磨「俺さ、いつか、健子と家族になって三人の子どもを持ってる夢を見たことあるんだよね。確か、付き合う前辺り？」



健子「奇遇ね、私も同じような夢見たことあるの。私と風磨と、子どもたち三人の家族の夢。」



風磨「あれは正夢だったんだね。正夢ってより、予知夢かな？」



健子「本当に。あの通りになってるね。」



風磨「夢の通りに、今度ピクニック行くか。」



健子「ピクニックといえば桜の季節じゃない？お弁当作るね！」



私達は、私達の前で気持ちよさげにお昼寝してる三人を眺めながらそんな話をしていた。



ある日の昼下り、ポカポカと温かい日差しの入る和室の窓辺で二人子どもたちを囲みながら話して、いつの間にか寝落ちしていた。



そんな日々が、幸せだと思った。

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