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天才5 ページ6

1時間目の授業は数学、私の一番好きな教科



先生が入ってきて授業が始まる

三角関数の基礎の部分からだった


(杯戸高校と進み具合違うな…向こうではもう終わってたしな)


なんだ、つまんないの
と思い 終始外の雲の動きを見ていた

















世「君、頭いいんだね」




1時間目から4時間目までの授業が終わり、お昼休みの時間



蘭ちゃんと世良ちゃんに誘われて固まってお弁当を食べている時に世良ちゃんに突然そう言われた


「え、なんで?」



世「だって君、授業中ずっと外の雲見てただろ?
それなのに前に出て応用問題スラスラ解いてるし…相当頭がいいんだなって思っただけさ」



なんだ、そんなことか



「実はさ、前にいた高校の進み具合が早くて…今この高校でやってる範囲、ほぼ終わってるんだよね」



蘭「そうなんだ!いいなぁ。
数学の先生ちょっと分かりにくかったから今度教えて?」


「良いよ」



園「えー、蘭だけずるい!私も私もー!!」



「もちろん、構わないよ」


蘭ちゃんのお友達で鈴木財閥のお嬢様、鈴木園子ちゃん
移動教室の時に少し話した子だ




蘭「Aちゃんのお弁当美味しそうなもの沢山入ってるね!これ何?」


私のお弁当を覗きん混んで興味津々に聞いてくる蘭ちゃん


「これはね、油揚げと小松菜の煮浸しだったかな」


蘭「煮浸し?お弁当から漏れたりしないの?」




「たしか、片栗粉であんかけみたいになってるから大丈夫だって言ってた気がする」




園「それってお母さんが作ってくれてるの?」




「いや違うよ。…面倒見のいい、お兄ちゃん かな」


今朝の会話を思い出し、クスッと笑ってしまう



「蘭ちゃんは自分のお弁当自分で作ってるの?」


蘭「うん!実は両親が別居中で…お母さんの料理も結構…アレだったし……」



あぁ、察し←



「世良ちゃんは……購買のパンか」




世「一人暮らしで余裕なくってなー」



園「で、そのお兄さんみたいな人って言うのは…イケメンなの?!」



今どきのJKだし、やっぱそこに食いつくよなぁ



「まぁ、相当なイケメンだと思う」




世「そりゃAくんだってこのルックスなんだし、お兄さんも相当イケメンだろうよ」



みんな何故か納得していた
零くんとは一滴も血繋がってないけどね


園「写真とかないの?そのお兄さんの」



「撮られるの嫌いみたいで…ごめんね」



まぁ、職業柄仕方ないことだけどね

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アトラ - 毎回最後に次更新する曜日を書いてほしいです。スマホを頻繁に見れないので………この小説とても好きです。これからも頑張ってください! (2018年7月19日 20時) (レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - コメント失礼致します。メンテナスではなくメンテナンスの間違いではないですか? (2018年7月14日 23時) (レス) id: 4e4bc357c1 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 私は天才を飼っているのパクリ? (2018年7月13日 23時) (レス) id: 7bb49748f0 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - か、かざ、みん? (2018年7月13日 20時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ふるるさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年7月12日 22時) (レス) id: 2abdb9aba5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年7月10日 18時

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