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第肆話 ページ5




突然ながら――――そして、恥ずかしながら…
私、安良岡Aは非常に酒癖が悪いことで有名だ。


……いや有名かどうかは分かんないけどね?
だってこれも今年やっと発覚したことだもの。

身近な人が基本的に真面目だったこともあって
初飲酒はその人達から離れたことでやっと体験し__

ってこんな余談は良いんだって…


その酒癖の悪さの方向がまた私の場合は難があって、
見事な程に酔っ払った時の記憶が残らない性質なのだ。

うん、結局前回の時も思い出せず終わった気がする…

ただ知人から『人様の前で酒を呑むな』『嗜む程度にしろ』
『つーかやっぱ呑むな』と胸倉を掴まれて言われたので相当なのだろう。


「うーん……バレたら殺されそう、いや冗談抜きで…」

「なーにがバレたら殺される、だぁ?」

「ヒッ」


後ろから聞こえたのはその知人と似た声の人…
――――というか紛れもなく同一人物だろうなウン。


「おい、テメェ……言ったよな?人様の前で酒呑むなって…」


だって掴まれた肩ギシギシ鳴ってるし、
こんなことするの私の知人しかいないと思うんだ。


「の、呑んだ記憶すらないって言ったら私、
 どうなっちゃいますかね?不死川さん…」

「コロス」

「目が本気じゃないですか!!!」


恐る恐る振り返ればそこには見知れた顔―――風柱、不死川実弥さんのお顔。

なんならその顔におはぎを叩きつけたこともある。
いやあれは不幸な事故だったんですってば、本当に…


「……えっと、せめて最後に、差し支えなければ
 お教えくれませんか?私がしちゃった、その恥を…」

「反省する気はあんだろうな」


反省?反省…ハンセイ……



「もう既に散々ぼっち反省会した後なんですがそれは」

「やっぱ反省してねぇだろお前」


えっ、それだけじゃ駄目?




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リンゴ味のブドウ - え、あ、もう、好きです (2020年10月31日 20時) (レス) id: 8dfd0cadf9 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - それな!! (2019年9月15日 23時) (レス) id: fa8cdcdbb1 (このIDを非表示/違反報告)
藍恋(プロフ) - 好きです。ていうか何があったか知りたくて眠れないです。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: b8dca656ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自宅警備員先生 | 作成日時:2019年9月9日 16時

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