検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:55,060 hit

ページ12

.


.








.









ーガチャッ









宮「っちょ、玉!ここどこ?!」


玉「宮田、その画像消すなよ!」


宮「え?」


玉「それ消す前に見せて」


宮「……キタミツの、写メのこと?」


玉「そう、その写メのこと」


宮「いいけど、キタミツには秘密にしてよ?
  なんかすごく悲しそうだったし…」


玉「だから、その原因が
  俺かもしれないってこと」


宮「…それなら、見せるしかないね。」









"はい、これだよ"


そう言って差し出したスマホには


いつかの

ハロウィン音楽祭の女装のミツ



…いい顔で笑ってんな



でも、これのどこに



ヒントが…




ん?




あれ?



あの時、確か…









宮「これ、すごく可愛く撮れててさ
  キタミツに直接聞いたの」


玉「え?」


宮「この時なにを思ってたのって」


玉「……それで?」


宮「ミツは、"こんな女装でも
  めっちゃ褒められたんだよ"って」


玉「誰に?」


宮「それは聞けなかったけど、
  心当たりあるんじゃないの?」


玉「いや、そりゃー可愛いとか
  言ったのは言ったけど」


宮「……そっか。
  とりあえず、見せたからね」


玉「その写メ…」


宮「だめ。あげない。
  さっき約束したし」


玉「っ、」


宮「俺だって、キタミツのこと好きだもん」


玉「は?なに言ってんの」


宮「だから、約束は守らなきゃね〜
  玉はちゃんと思い出した方がいいよ」









肝心なとこが

全然思い出せてないっつーの。


でも、なんか微かに…


そんな話を

してたような…



くそ、



ダメだ









宮「大丈夫だよ。玉なら思い出せるよ」


玉「だから無理だって」


宮「うーんなんでかな、でも…それって
  思い出したくない"何か"が
  あったからじゃないの?」


玉「…………」









"削除しました"


宮田のスマホに写し出された文字と

宮田の言葉がリンクして


"思い出したくない何か"


それっていったい…









宮「先に戻ってるからね」


玉「ん、…サンキュ」


宮「……玉ってさ、最近、って言っても
  もう1年くらい?だと思うけど」


玉「何が?」


宮「目で追ってるよね、キタミツのこと。」


玉「…は??」


宮「マジか。まさか無自覚だとは
  思わなかったけど(笑)」


玉「目で追ってる…ミツを?」








『ミツ、似合ってんね』

『え?』

『かわいー。食べちゃおっか(笑)』



『ッ…』






.

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (204 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
537人がお気に入り
設定タグ:北山宏光 , 藤北 , Kis-My-Ft2
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りこまま | 作成日時:2017年12月17日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。