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「俺の家戻って来た方がいいんじゃねえの」
「それは……そうだと思うけど、お前に迷惑かけたくない」
「テヒョンにならかけていいわけ?」
「え?」
「テヒョンに言われてんだろ。家来てもいいって」
寝る前の記憶が曖昧だが、テヒョン君が見舞いに来てくれていたのは覚えている。
きっとその時にユンギとテヒョン君は会ったんだろう。
色々話をしたのかもしれない。
確かにテヒョン君には僕の家に来てもいいですよと言われていたが、当然断っている。
ご両親が住んでるらしいし、そんなところに見知らぬ男が急に上がり込んだら失礼にも程がある。
それにテヒョン君はいい子だけどお家にお邪魔出来るほど気が知れてるかと聞かれたら、違う気がするし。
「テヒョンの家いっても、お前良くならないよ。今までテヒョンが見舞いに来てた時で寝れた時あったのか?」
「それは……ないけど……」
「ならもう俺の家しかないだろ。お前のためにもその方がいい」
ユンギの言うことは最もだった。
結局、俺が安眠するためにはユンギの家に行くしかない。
それはもうこの入院生活で嫌でも分かったが、それでもまたユンギと生活する気はおきなかった。
「なんでそんな嫌なわけ？俺なんかした？」
「お前はなんもしてない。ただ俺が………」
「俺が、何？」
「………なんでもない」
「……………」
俺がお前のこと、好きになっちゃったかもしれないんだよね、なんて言えるわけがない。
それを言うってことはつまり、この親友関係が崩れるかもしれないってことだ。
もうユンギと二度と顔を合わすこともなくなるかもしれない。それだけは本当に嫌だった。
「お前が何考えてんのか分かんないけど、俺はお前と暮らすこと、迷惑だと思ってない。むしろこういう風に倒れられるほうが迷惑」
「う……ごめん」
「……それに、俺、お前と暮らしてた時の方が元気だったって」
「……え？」
「お前と一緒にいた時の方が、食生活ちゃんとしてたし、睡眠時間も取れてたからメイクの人に肌が綺麗になったって褒められたし、ARMY達にも自撮りあげた時に喜んでもらえた。逆にお前が家から出ていった後からはなんか元気ないって言われるようになるし……。だから、俺もお前と一緒にいた方がいいんだよ」
ユンギが珍しく長時間喋っていることにも驚きだが、俺との共同生活の裏でそんなふうに周りから言われてるなんて知らなかった。
テヒョン君が言ってたことは本当だったんだ。
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萩焼(プロフ) - 楓。さん» 楓。様コメントありがとうございました。面白いと言っていただけて本当に嬉しいです。番外編の連載が始まりましたのでこちらも読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。 (2022年4月17日 16時) (
レス) id: 8f6d7b7d92 (このIDを非表示/違反報告)
萩焼(プロフ) - タピさん» タピ様コメントありがとうございます。R18になりますが続編始まりました。もし良ければこちらも読んでいただけると嬉しいです。 (2022年4月17日 16時) (レス) id: 8f6d7b7d92 (このIDを非表示/違反報告)
タピ - すいません続編出たら教えてください (2022年4月11日 23時) (レス) @page50 id: 19cea763d0 (このIDを非表示/違反報告)
楓。(プロフ) - 完結おめでとうございます！とってもおもしろくて、大好きなお話です！！更新がすごく楽しみで、毎日早く夜にならないかなーと思っていました() 番外編も楽しみにしてます！！素敵なお話をありがとうございました。 (2022年1月27日 0時) (レス) id: eb82cc5865 (このIDを非表示/違反報告)
慈雨 - 完結おめでとうございます！そして素敵なお話をありがとうございました(*^^*)砂糖率高めなユンギとの番外編が今から楽しみです！ (2022年1月25日 23時) (レス) id: 0183a2a79f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萩焼 | 作成日時：2022年1月16日 12時
