38 ページ41
「ふぅ…終わった」
隊士さん達は本当にいい人で。
なんなんだ、ここの人達は。
優しすぎて素晴らしすぎる。
まぁ、ともかく、今はオムライスを食べ終わった人がいるので、スッキリとしている。
今回は、先に食べていて大丈夫ですよ、と伝えておいて正解だった。
私もお昼とするか。
早く食べて餃子作ろっと。
隊士さん達から少し離れている席に座り、オムライスを食べる。
餃子…何個作ればいいかな…
400ぐらいあれば足りるかな。
でもいっぱい食べるだろうし、それくらいあれば足りるか。
…よし、食べ終わった。
「〜♪」
鼻歌を歌いながら、食器を持ち、台所へ向かう。
そこには食べ終わったあとの食器がたくさん。
…やりますか。
「〜♪」
鼻歌を歌いながら、食器を洗っていく。
すると、お皿がどんどん減っていることに気づき、隣をむくと、そこには、山崎さんが。
「あ、山崎さん、大丈夫ですよ、その気持ちだけで嬉しいですよ」
お皿を拭いていてくれた、山崎さん。
「いや、こんな量大変だろうし、それに僕、今暇ですし、お手伝いさせてくださいよ」
「そんなに言うなら、任せようかな?」
そうして、2人で黙々とお皿を洗い、拭く。
そんな沈黙だったけれど、何故かいいなと考えてしまった。
そういえば。
「山崎さんて、あんぱん、好きなんですか?」
そう、山崎さんのオムライスにあんぱんと書いた記憶がある。
このまま沈黙、というのは寂しいので、問いかけてみた。
「あ、はい!俺、あんぱん大好きです!」
「そうなんだ……今度、朝ごはんに出してみようかな」
そう言うとキラキラした笑顔でありがとうございます!と言ってくれる。
そんなに嬉しいのか。
なんか、こっちも嬉しいな。
「Aさん、この後、手伝うこととかあります?」
「あー……餃子作ろうと思ってて、それで皮を包むの手伝ってもらいたいな、無理だったら大丈夫だけどね」
「いいですね!餃子!じゃあ他にも俺、連れてきますね」
その言葉に、ありがとうと返す。
なんとも嬉しい言葉だ。
人が多いのは助かる。
ふふ、みんなで餃子作りか、楽しみだな。
.
271人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - 夢主を探している、ぎんさんのside見てみたいです!更新楽しみにしてます (2019年7月24日 23時) (レス) id: 6a8167697e (このIDを非表示/違反報告)
美闇 - 面白いです!頑張ってください!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 9b2e6e7bfa (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - これからの展開が楽しみです……!!! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 8fe6acde2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:恋歌 | 作成日時:2019年7月19日 18時