【坂田銀時】あなたは今日も冷たい【銀魂】

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スーと音を立て、障子を開けていく。


「おそく、なりました〜……」


隊士達と土方さん、総悟くん、近藤さんが真剣な顔でこちらを見る。


「おお、Aちゃん、やっと来たか」


「ごめんなさい、食器洗いにてこずっちゃって。」


「…………あれ、土方さん、怒らないですかィ？いつもみたいに切腹だーとかいって」


「いいんだよ、初日だから許してやるだけだ。次からはないがな」


と言われ、少し落ち込んでしまう。


「ほら、Aちゃん、ここに立って」


みんなの前に立たされ、隊士さん達の方を向く。


「この子が今日から炊事を担当してくれる、金谷 A ちゃんだ！多分朝会ったと思うが、みんな、仲良くしてやってくれ！」


大きめの近藤さんの声がこの部屋の中に響く。


近藤さんの紹介後、急いで頭を下げる。


そして、頭を上げ、よろしくお願いします、と言う。


「「よろしくお願いします！！」」


そう、一斉に聞こえてくる。


元気が良すぎてビックリしてしまうが、ニッコリと笑って返す。


「ご飯…とか、その、食べたいものとかあったら、遠慮せず仰ってください！ない場合はこちらで考えて作りますが…」


大丈夫ですか？と聞くと、はい！と口々に言われる。


「あ、ありがとうございます！」


そう言うと、隣の近藤さんから肩に手を乗せられる。


「んじゃ、これからよろしく頼むぜ、Aちゃん」


「はい！精一杯頑張ります！」


すると、拍手が起こり、よろしくお願いします、と口々に言われる。


暖かい…、万事屋みたいな暖かさではないけれど、もっとこう、言葉に表せないけれど、暖かい。


もう泣かない。


そう、決心した。








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