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「……っよし!終わり!」
ふぅーと一息つき、慣れた手つきで洗い物をしていく。
今日は朝から依頼が入っていたらしく、3人ともいない。
これは好都合だ。
実を言うと、私はこの万事屋を出ていこうと思う。
これはもう前々から決めていたことだから、変えたくない、と思い、実行した。
まぁ、ちょっと、出て行きたくないって気持ちもまだあるけど。
葛藤に葛藤を重ねて決めたことだ。
これは私の人生なのだ。
自分の人生は自分で決める。それが一番いい。
洗い物を終え、作り上げた料理を並べる。
うん、これなら1週間は生きていけるだろう、多分。
そう、これは僅かながらの私の感謝の気持ち。
今まで置いてくれてありがとうございます の意を込めて作り上げた料理だ。
「…よし、じゃあ、準備、するかな。」
今日は仕事も入っていることだし、急いで準備をしなければ。
まぁ、荷物なんて全然持ってないからすぐ終わるだろうけど。
部屋に戻り、大きめのカバンの中に、着替えやらなんやらを詰め込む。
「…うーん、我ながら、物を持たなすぎる」
カバンの中にすっぽり入ったそれら。
まぁいい、とにかく早めに出ていくとしよう。
あ、書き置きぐらいしておかないとな。
再度カバンを開け、中から紙とペンを取り出す。
「万事屋の、みんなへ_______」
楽しかったよ、ありがとう
.
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あい(プロフ) - 夢主を探している、ぎんさんのside見てみたいです!更新楽しみにしてます (2019年7月24日 23時) (レス) id: 6a8167697e (このIDを非表示/違反報告)
美闇 - 面白いです!頑張ってください!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 9b2e6e7bfa (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - これからの展開が楽しみです……!!! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 8fe6acde2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋歌 | 作成日時:2019年7月19日 18時