聞いてない報告。 ページ44
ある日、学校で。
ナ「ねぇ、亜空さん聞いてよ！」
図書室から帰ろうと廊下を歩いていた私に突然話しかけてきたのは、明るい天野さんと落ち着いた雰囲気の月浪さん。
「えっと？なんでしょうか？」
ナ「前会った時、太った袴姿のやつ居たでしょ？」
ふ、太った袴姿のやつ…
「…あぁー。有星さん、でしたっけ。」
ナ「そう！アキノリがさ！…あー。また後ででいい？」
「は、はぁ。いいですけど。」
元気だなぁ…と私はつい呟いてしまった。
ト「…そういえばさ。亜空さんってどうして目隠してるの？」
ついにそこを聞くか…
「…特に理由はないですけど。小さい頃からずっとこうなんでこの方が慣れてるって言うか。しっくりくるんです。」
ト「じゃあ、家の人以外誰も亜空さんの目を見たことがないってこと？」
いや。そんなことないけど。
「んー。まぁそうなりますね。見てもいいこと何一つないですけど？」
嘘をつく理由なんてないのに私は嘘をついた。
もういいけど。過ぎたことだし。
ナ「じゃあまた放課後ねー！」
「え、あ、はい。」
ト「亜空さん。帰ろう？」
「はい。」
今日もこの人たちにこんなに接触したから何かあるのかと思ったら、驚くことに何もなかった。
そのまま平和に放課後になった。
私が放課後と言われたがどこに行ったらいいかわからず、月浪さんととりあえず教室を出たら、
ナ「あ！いたいた！帰りながら話そうよ！」
「えー。はい。」
帰り道。
ナ「でさー、さっきの話なんだけど、アキノリとアヤメちゃんがデートすることになったのよ！」
うおぉ…あの人結構やるね…
「えぇ…大丈夫なんですか、それ…」
ナ「やっぱ心配だよねー！」
ナ「って事でついて行ってみよう！」
なぜか私は元町タワーに連れてこられた。
ケ「なんで俺まで？」
「私も聞きたいです…」
とか言いながらもタワーを満喫した。
途中までは順調にデートは進んでいたが…途有星さんがトイレに行った瞬間、
「？！」
感じたことのない妖気を感じた。
ナ「あれ、アヤメちゃんどこに行くんだろ…」
「天野さんたちはここで有星さんを待っていてください。私、少し見に行ってみます。」
ト「それなら僕も行くよ。」
「いいです。月浪さんも、有星さんとあとから追ってきてください。」
私は姫乃さんを追った。とてつもなく嫌な予感がするんだ。
着いたのはタワーの裏の関係者以外は入れないところ。
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ピカヒカリ - ありがとうございます…！ウラニャスはギリシャ神話の天空の神ウラノスからとりました…！本当にありがとうございます！！ (2019年4月8日 17時) (
レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - ピカヒカリさん» たくさんの情報ありがとうございます！ウラニャスも使わせていただこうと思います！ありがとうございます！ (2019年4月8日 17時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - 今読んだんですけど、作者様のお好きにして下さい…！ (2019年4月8日 17時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - aruya100さん» すみません！後から知ったんですけど、ヴィーナスは女神の名前でもあるのでウラニャスがいいと思います！ (2019年4月8日 14時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - イデア博士さん» 返事が遅くなりました。なんだかすみません…そう言うのわからなくて…樹恩の時は性格が悪いっちゃ悪いのでいけるかなぁ…って思った結果がこれなので。その辺はこれから学んで改善していけたらなぁ、と思っております。ご意見ありがとうございます。 (2019年4月8日 0時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 x他1人 | 作成日時：2019年3月16日 1時
