どうしよう。 ページ23
トウマsaid
アキノリの家。
ト「______ってことがあって、これから僕たち、亜空さんに関われないんだ。」
アヤ「そっか…でも、トウマ君が謝ることじゃないよ。私もそう思ってたもん。
もし、私がトウマ君の立場だったら同じこと言ってるから結果は同じだったと思うよ。」
ト「…………」
僕は返す言葉が思いつかなかった。
“正義を盾にして自分を守ろうとする人”
“偽善者”
この言葉が僕に深く突き刺さった。
僕は確かに正義というものを盾にして、周りの人の事を考えずに、自分たちだけ…
正しいことをした人達だけを守ろうとする…
つまり“偽善者”。
自分の中ではそんなつもりはなかった。
そんな曖昧な自分に腹が立って、自分の掌を強く握りしめた。
詩苑said
言ってしまった。
近寄るなと…関わるなと…
これから少しは自由になるかな？
周りに人がいるって正直言って面倒くさい。
自分の都合で少し文句を言うと、いじめを受けているのを遠目で見ていた月浪さん達は声すら今までかけてくれなかった。クラスの人も他学年の人も。
あるいは気がついていなかったら先生たちまでもが今まで私に無視をしてきたのだ。
まぁ、自分がいじめられるようなことをするからだけどさ。
そういえば…身体中についてる“形だけ”の傷…誰も何も言わなかったけど…
と、私は腕や足を見る。
「…うわぁ……汚い…」
思わず声に出してしまった。それほど酷い。
「……………」
今更謝る気になんてなれない。全く。
おそらくあの人は謝って来るだろうな…
まぁ、仲良くする気なんてめっそうもないけど。
ガチャ
家に入った。いつもなら聞こえるお帰りの声が聞こえない。
「いないのか。」
と呟いた後二階に上がって自分の部屋に入った。
「ただい、ま…何やってんの…？」
部屋に入ったら、いつもなら丸い球体のはずの空が今日は伸ばしたゴムのように細長かった。
空「ん？あぁ、お帰り！お前の母さんは今仕事に行ってるってよ。」
「おう。わかった…それより自分の形状に何も思わないわけ？」
空「これか？今ストレッチってやつしてんだ。」
「…お前にストレッチっているの？」
空「ストレスが溜まりにくくなるって聞いたから実践して見てるんだよ。結構いいなこれ。」
と、ご機嫌良さそうな声で言ってくる。
「いつ誰に聞いたの？っていうか、あなたはストレスとか恨みを増殖させる妖怪だよな？ストレス発散って…意味ないんじゃ…」
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ピカヒカリ - ありがとうございます…！ウラニャスはギリシャ神話の天空の神ウラノスからとりました…！本当にありがとうございます！！ (2019年4月8日 17時) (
レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - ピカヒカリさん» たくさんの情報ありがとうございます！ウラニャスも使わせていただこうと思います！ありがとうございます！ (2019年4月8日 17時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - 今読んだんですけど、作者様のお好きにして下さい…！ (2019年4月8日 17時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - aruya100さん» すみません！後から知ったんですけど、ヴィーナスは女神の名前でもあるのでウラニャスがいいと思います！ (2019年4月8日 14時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - イデア博士さん» 返事が遅くなりました。なんだかすみません…そう言うのわからなくて…樹恩の時は性格が悪いっちゃ悪いのでいけるかなぁ…って思った結果がこれなので。その辺はこれから学んで改善していけたらなぁ、と思っております。ご意見ありがとうございます。 (2019年4月8日 0時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 x他1人 | 作成日時：2019年3月16日 1時
