選ばれた少女

恐怖のハナぽんちょ ページ16

路地裏。

「ふっ…お疲れさん。」

と、その妖怪の洗脳を解いた瞬間、手をかざして闇を増殖させた。

花「…………」

「うわぁ……結構強烈だな…」

黒い妖気の中から現れたのは…小さな子供には確実受けないであろう結構怖いハナぽんちょだった…

まぁ、これは個人的な感想だが。

空「なんだ？これ。」

「ハナハナファミリーランドって言う遊園地のマスコットキャラクター、ハナぽんちょだ。ほんとはもう少し可愛いんだぞ…」

空「へぇ…今の子供にはこんなものが受けるんだなぁ…」

「いや、違うんだ。なんて言うかほんとは可愛いはずなんだけどな……そっか、空は昔からいるんだっけ？」

空「そうだ。はるか昔から存在してるんだぜ。凄いだろ？」

妖怪も昔から存在してるのは別に珍しいことじゃないと思うんだが？

「……その喋り方も勉強したのか？」

空「あぁ、結構気に入ってるんだ。」

「昔からいるとはいえ、説得力に欠けるだろ…」

空「まぁ、とにかく様子を見ようぜ。うすらぬら、見るの忘れるなよ！」

「わかってる…」

空「…あ、その遊園地ってこの近くにあるのか？」

「まぁ、遠くはないけど…」

空「俺行った事ないから行こうぜ！」

「えぇ…」

空「なんだ？まさか樹恩…怖いのか？」

あぁ変な誤解をされる。

「んなわけない！…はぁ…行こう…」

空「怖いのか…」

「怖くねぇって！」

こいつ…

空「まぁ、“女の子”だもんな！」

こいつ…！！！

「…う…じゃあ男になる…」

空「は？…今なんて…？」

「だから！今から男になるっつってんの！私じゃなくて俺にする。」

空「おう、まじか。学校で間違えんなよ。」

そんなガチトーンで言うな。

お前がこういう結果にさせたんだぞ。

おい。おーい。

「…まぁ、でもそろそろ学校でも爆発させようと思う。」

空「どういう事だ？」

「…妖怪ウォッチの所有者達が今度はいじめられそうなんだ。今度は俺が殴る…」

空「…好きにすればいい。ただ、バレないようにな。」

「わかってる。」

空「おっし！行こうぜ！」

「お、おう」

私達…いや、俺等はハナハナファミリーランドに向かった。

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少しずつ違うのは、気にしないでください。

あくまでもオリジナルなので。

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