18話 ページ19
この世の中にはたくさんの生き物がいる。
妖怪もそのうちの一つと言っていいだろう。
生き物…ではないか。死んでたんだった…
まぁそれはいいとして。一度死んでいるが、妖怪として生まれ変わり、みんな必死に生きてる。それが見えないだけ。
みんなやることがあって好きな事がある。もしかすれば、私はそれの邪魔をしていたのかもしれない。
私だって。急にトリップして。もう訳がわからなかったけど、唯一の私の心の癒しは私の大好きなトロンボーンを吹く事だ。私の今いるマンションは基本的に8時までは騒音…と言っても限度があるものだが、いいよ言われているため、夜までずっと練習できる。
私はそろそろ学校の吹奏楽部の入部を考えていた。
1ヶ月もたったのだから、そろそろいいかな…と。
昨日の学校の時点で、もうすでに入部届けをもらっていたため、あとは書いて提出するだけだ。
よし。入ろう。つまらなかったらやめよう。
私は近くに置いていた、ペンを握り、入部届けの空白部分を埋め始めた。
翌日。
「先生、入部届けです。お願いします。」
先生「おぉ、中里もついに部活か!お前は…吹奏楽部か!頑張れよ!顧問、結構厳しいからな!」
「…はい。」
少しがっかりした。顧問厳しいのか…まぁ、人によって厳しいの基準が違うから大丈夫だろう!
と思って正解だった。
これのどこが厳しいのであろう。
あの時先生にどこが厳しいのか聞いたが、練習内容が鬼らしいと言っていた。
鬼=ロングトーン16拍音階全部とか…
だと思ってたけど、それの半分、8拍。
こんなの基本中の基本。これが鬼だなんてふざけているとしか言いようがない。
吹奏楽部のメンバー全員で70人くらいの大編成。
の割には音圧が全くない。
と言いたいところだが、入りたてでまだ何もできないと思われているらしく、お子様の扱いのようにされている。
希望の楽器は通って良かったが、先輩に言われる課題がチョロすぎて…
ロングトーン4拍。
スケール B♭
これだけ。
もらった練習のコラールを見ていても簡単すぎる。
合奏を今日は見学と言われていたため、先輩に挟まれて見ていたらもう一目瞭然だった。
音圧がない理由。一つ一つの音がバラバラだから。
ピッチ(音程)が全くをもってあっていない上、ハーモニーの意識が低い。
吹奏楽部のコンクールで毎年銅賞を取るのも無理はない。(吹奏楽コンクールの銅賞は一番悪い成績です。)
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aruya100(プロフ) - ご覧いただきありがとうございます。自分自身占ツクから離れつつあるので、心苦しいですが続くかわかりません…申し訳ないです… (2022年6月22日 20時) (レス) id: 92e8fb568e (このIDを非表示/違反報告)
優 - マジでこの作品神だぁ☆この作品続けないんですか!? (2022年6月1日 16時) (レス) @page42 id: a47f4386a1 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - にゃんこさん» こんにちは〜!選ばれた少女読んでいただいたんですね…!?ありがとうございます。感謝感激でござます( ;∀;)更新復活できるように頑張りますね!! (2020年5月5日 0時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - こんにちは!選ばれた少女から来ました〜(´艸`*)更新ガンバです(^^♪ (2020年5月4日 16時) (レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - ゴウさん» ありがとうございます!頑張りますね〜! (2020年1月12日 2時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aruya100 x他1人 | 作成日時:2019年4月17日 19時