11話 ページ12
朱雀「…其方、面白い人間だな。人間…一部を除いてだが誰一人としてここに入ろうとはしないと言うのに。」
一部とはきっとあの人達のことだ。
「ここに入った人がいるんですね。私以外にも。」
朱雀「あぁ。だが彼等は特殊だからな。其方のように一人で入ってくるやつなど今までに一人もいなかったぞ。」
「…そうですか。どうして見えなくしているんですか？私、貴方のことが見えないはずですよ？」
朱雀「ほぉ…我のことを知っているというのか。
ますます興味深い人間だな…其方、名前は？」
「…教えません。私を返してください。」
朱雀「…良かろう。目を開けるのだ。」
言われた通り目を開けると祈り山の入り口だった。
見渡しても朱雀は見えない。だから森の中の方を見て言った。
「…私は貴方のことをよく知っています。変なことをすれば先ほど言っていた一部の人たちに貴方のその姿の理由言いますからね。」
朱雀「なっ！其方！我はこの姿になった理由を知っているのか⁈」
「知っています。偉い人に喧嘩を売ってしまったんですよね。」
朱雀「…そうだ。其方、いったい何者だ？」
「そうですね…言うならば…
．
______“異界の迷い人”ですね。」
朱雀「異界の迷い人？どう言うことだ？」
「さぁ？そのままの意味です。それに後々わかりますよ。それじゃあ。ここまで運んでくださり、ありがとうございました。」
私はどこにいるか分からないが森の中にぺこりとお辞儀をした。
朱雀「また、会えることを楽しみにしているぞ。
異界の娘よ。」
異界の娘。そう、私はこの世界の人では無い…
少し悲しかった。いろいな意味で。
元は家族と同じ人間だけど今は違う人間。
この世界の人たちとも元は違う人間。
完全に浮いてしまう存在なのだ。
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aruya100(プロフ) - ご覧いただきありがとうございます。自分自身占ツクから離れつつあるので、心苦しいですが続くかわかりません…申し訳ないです… (2022年6月22日 20時) (
レス) id: 92e8fb568e (このIDを非表示/違反報告)
優 - マジでこの作品神だぁ☆この作品続けないんですか！？ (2022年6月1日 16時) (レス) @page42 id: a47f4386a1 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - にゃんこさん» こんにちは〜！選ばれた少女読んでいただいたんですね…！？ありがとうございます。感謝感激でござます( ；∀；)更新復活できるように頑張りますね！！ (2020年5月5日 0時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - こんにちは！選ばれた少女から来ました〜(´艸｀*)更新ガンバです(^^♪ (2020年5月4日 16時) (レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - ゴウさん» ありがとうございます！頑張りますね〜！ (2020年1月12日 2時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 x他1人 | 作成日時：2019年4月17日 19時
