義経には妹がいた模様です。3

いつもより冷酷… ページ3

トウマsaid


舞がさっきから凄く冷酷…

実際には出ていないけど、ドス黒いオーラが出ているように見える。

真っ黒なオーラが…

言動にも気持ちがなくて、ロボットみたいに言葉がポンポン出てきて…

最近というか、前から思ってたけど、

本当に何があったの？

なんで僕には教えてくれないの？

僕に相談してくれないの？

僕じゃダメなのかな？



パターンが少ないから把握できる。



もはや探偵レベルの冷酷さ…

僕は怖かった。

大胆不敵な黒い笑みを浮かべる舞…

前までの明るい舞はもうどこにもいなかった。

ト「……ねぇ…」

「何？」

ト「僕、帰るから…前の舞に戻って…」

僕は思ったことをなんとか言葉にした。

「…多分無理。」

ナ「え？」

アキ「どういう事だよ⁈」

ト「うわっ！」

僕の思ったことを全部言ってくれるアキノリたちは有難い。

っていうかいつの間に…

「分かんないかな？…もう後戻りは出来ないってことだよ。」

舞以外の一同「っ！！」

僕たちは息を飲んだ。

もう前の舞には会えない…

もうこの冷酷な舞にしか会えないんだ…




そんなの嫌だ…

「…じゃあね。」

舞は飽きたのかどこかへ行ってしまった。

僕は待っての三文字も言えなかった。

それくらい怖かった…

ト「舞…」

ナ「トウマが気に病むことじゃないわよ…」

アヤ「うん。きっと…元に戻った舞ちゃんが戻ってくる！そう信じよう？トウマ君…」

ト「うん…」

僕はそうしか言えなかった。

本当はそうじゃないのに…

舞に嘘つくなって言ってるのに僕が嘘ついてどうするのさ…

僕たちはそんな雰囲気の中解散して、それぞれの家に帰った。

何もかも。これからも…→←お見通しなのか…？

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