vanpaia boy？2【黄 / ヤンデレ】

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莉犬 side





莉犬「ああ…なんてことだ」






今、屋敷の上でころちゃんとるぅとくんが殴り合いをしている。




妙にでかい翼を出して、浮かびながら自分たちの能力魔法を使って喧嘩している。

近くの木を倒したり燃やしたり、屋敷の周りは大変な事になっている







『あら、なかなか成長したじゃない。莉緒』

莉犬「お前たち…」




隣にいる男は誰だか知らないが、敵だってことはすぐに分かった。

コイツの相手なら俺一人でも十分だ

俺だって吸血鬼なんだ！





階段から見下ろしてくる女に殴りかかおるとすると






ｸﾞｷﾞｯ






莉犬「うぐっ！？」






俺の拳を片手で抑えた隣の男。

ソイツはこのまま腕を右に折り曲げ、俺の右手は使い物にならなくなった。

だがこれも吸血鬼の能力で自然に回復し、すぐ動けるようになるだろう。


でも、痛いのは感じるからちょっと不便だ。






『ふふ、あの子達の殺し合いが終わる頃には2人とも死んでるでしょうに』

莉犬「何が目的だ」

『この家を乗っ取ることよ。』

莉犬「はっ、くだらない」




その話をきいて反吐が出る。





さっさとこいつを殺さないと…







『あら、あの二人を止めなくていいの？』


莉犬「は？」


『見てご覧なさい』






女が上を指さし、俺も上をみる。


上を見ると、2人はまだ争っていて、炎の雨になっていた。





『残念な子達よねぇ…父親があーだこーだなったからって殺し合いするなんて…』

莉犬「…お前が何か吹き込んだからだろ」

『さあ…？』





女は笑っているだけで、隣に男は表情ひとつ変えやしない。

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