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苺谷 論。
それが憎き彼の名前だった。
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ころちゃんの誕生日。
お父様の屋敷でパーティを開く事になり、僕とお母様も来るように呼ばれた。
お父様のことを愛していたお母様は断ることも無く僕と一緒にお父様の屋敷に向かった。
屋敷に着いた時、僕はころちゃんに挨拶するよう言われ、嫌々思いながらもお父様の隣に座るころちゃんの前で膝まづいて
るぅと「若き
吸血鬼の頂点は、夜に輝く月。
苺谷家は吸血鬼の中でも1番権力を持つ家系で能力も何もかもが全て、1番だった。
苺谷家の次期当主のころちゃんは、お父様の血を継ぐものとして、夜の頂点、月と言われていた。
…僕だって、お父様の血を継いでるのに
お前がいなかったら、今頃お父様の隣に座っているのは僕なのに…
僕はずっと1人だったのに
お前なんかいるから、お母様は壊れてしまったんだ。
寂しいかったんだ。
勉強や稽古に励んでるだけで、友達もいなく、褒めてくれる人もいなくなったんだ。
誰かに褒めて欲しかった、認めて欲しかった。
全ての恨みを込めて、ころちゃんを見上げると、彼は目を輝かせて僕を見ていた。
「論、どう?お前の弟だよ」
ころん「うん!名前なんて言うの?」
彼は優しかった
るぅと「…苺谷 蒼太です」
この吸血鬼誰よりも
ころん「蒼太くん?よろしくね!」
優しかった。
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もも。@です! - え分かります (2021年12月27日 16時) (レス) @page45 id: 5327744293 (このIDを非表示/違反報告)
千景 - みくりさん» それな(タメですいません) (2021年10月8日 17時) (レス) id: 6a7f4ce163 (このIDを非表示/違反報告)
みくり - あぁ やべぇ この作品、やべぇまじでやべぇ だいすきでぇすぅぅぅ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 6f32075364 (このIDを非表示/違反報告)
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