幼馴染のクズ【ut】

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rb「そろそろあの作戦決行してもええと思うんやけど」

3人で連絡先交換作戦を話し合ってからはや1週間、私はその案に未だ乗り気ではない


鬱は赤面しながらもやったるわ！なんてことを言っていたが本当に頭おかしいと思う

『どういう脳をしていたら4人で遊ぶっていう馬鹿みたいな案が出るんだいロボロくん』
rb「それしかないやん。Aも最近大先生の私服見とらんやろ？」

そういえば最後に鬱の私服を見たのは小学生か？

今は高校生だから洋服の趣味とか変わってるかも……


まぁ鬱ならなんでも似合うし


だめだ、ロボロのペースに乗せられるところだった

『でもさロボロは私の気持ち知ってんじゃん。もしやわざと？パン食ってないで答えなさい』
rb「なんでって……そりゃ面白そうだからに決まってるやろ」
『聞いて損したわ、そのパンよこせ』
rb「おいっ！それ俺のパンや！返せ！」

私は腕を色んな方向に動かして、ロボロの手に届かないようにする

『そんな面白そうってだけの理由で私を巻き込んだ罰だ。大人しく食べられろ』
rb「い、いやAは気にしないかもしれへんけど、俺は気にするんや！」

まぁ、私もそこまで悪魔じゃないから返して…！

rb「本当に返さんと、もう一生Aと喋らんからな」

ロボロは頬を少し膨らませ、軽く睨んでくる


な、何その顔…ちょっと可愛い……


って、何可愛いって！ロボロが可愛い訳ないじゃん！

rb「な、なんでAが照れてんねん！」
『なんの事？』
rb「嘘つくなや！」

私はおとぼけ顔をかまして知らないフリをする



私たちは昼休み最後まで喧嘩していたとかしていなかったとか……

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