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昼休みいつものようにロボロと屋上へ行こうとすると、今日は食べれないと言われたので、1人で屋上にいる
今日は鬱も休みだし、1人で食べるって結構寂しいな……
まぁ食べ終わったし、教室戻って次の授業の復習するか
「うわっ……女おるとか最悪かよ………」
私が出るよりも先に屋上の扉を勢いよく開けたのは、金髪の息切れしている男子生徒だった
私を見るなり最悪とか酷すぎだろ
校則違反で先生にチクったろか
「……こっち見とんちゃうぞ」
誰が好きであんたの顔なんか見るか。その金髪むしり取って坊主にしてやろ
「お前……まさか俺の事待ってたんちゃうやろな?」
『誰がこんなナルシストの事を待つか』
やば、言っちゃった
「は?誰がナルシストやって?もう一回言ってみろ」
『わ、私用事があるので…それじゃ!』
問題を起こすまいと私は走り出す
「ちょ、おい!まだ話は終わっとらんぞ!」
私はその言葉を無視して、屋上の扉に手をかけると
ドッ、ドッ、ドッ、
誰かが猛スピードで階段を登る音がしたのでとっさに扉から離れる
まって誰!?めっちゃ地響きしてんだけど!?
「ハァ…ハァ……やっと見つけましたよ…ハァ……クソ先輩……」
大きな音を立て、屋上の扉を開けたのはショッピくんだった
syp「逃げないでちゃんと練習に…って先輩!?」
『先輩?人違いですけど。それじゃ、私用事があるので』
syp「……先輩この写真、欲しくないですか?」
逃げようとする私の腕をつかみ、目の前に1枚の写真を出す
そこにはイケメン俳優にも負けないほどの満面の笑みで誰かと話している鬱がいた
『まって!?これいつの写真!?めっちゃレアなんだけど!最近鬱の笑顔不足だったんだよぉ。ショッピくん本当にありがとう!……あ』
syp「あれ?人違いじゃないんですか?俺名前言ってませんけど?」
だ、誰だってこんなイケメンを見せられたらテンション上がるに決まってるでしょ!
私はなにも悪くない!
「……2人ともどういう関係なん?」
syp「クソ先輩には関係ないですよね」
「聞くぐらい良いじゃねぇか!」
この結構金髪うるっさいな…バレないうちに教室戻ろ……
逃げたことがバレてショッピくんに怒られたのはまた別のお話
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ゆうくん(プロフ) - アルみかんさん» いえいえー!読んでてめっちゃ好きだなってなりました!これからも頑張ってください! (2020年10月24日 22時) (レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
アルみかん(プロフ) - ゆうくんさん» ご指摘ありがとうございます!最初の方は全く考えていなかったので気づけて良かったです! (2020年10月24日 21時) (レス) id: 3b84e69a91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうくん(プロフ) - 細かいことですみません、ピくんの表記はsyoではなくshpですよ (2020年10月24日 21時) (レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
アルみかん(プロフ) - べーたさん» 名前、住所、年齢、身長、体重覚えましたy((((ありがとうございます!!! (2020年8月5日 16時) (レス) id: 3b84e69a91 (このIDを非表示/違反報告)
べーた(プロフ) - tn氏カラーおめです!因みにとどめ(百票目)をさしたのは僕です^^ (2020年8月5日 15時) (レス) id: 42afe91317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルみかん | 作成日時:2020年4月7日 15時