83ばーん！先生side ページ38
先生side
ケント「おーい泉ー！？入るぞ」
中からは声がしなかったけど俺は泉の部屋に入った。
泉はベッドで携帯を握りしめて寝ていた。
泉「あ、先生…わざわざありがとうございます。」
ケント「いいんだよ。それより熱があるのに携帯ばっか見てたらダメだぞ？それにご飯とか食ったのか？」
泉「すみません…少しだけお粥を作って食べました。」
ケント「食べたなら良し。この机借りるぞ！？丸つけとかやらなきゃなんだ。」
泉「はい」
ケント「残念だったなぁ…水族館行きたかったろ？」
泉「はい…」
ケント「俺もうAの写真見てびっくりだったよ。最初さ〜誰か分からなくてさよく見たらAだったんだよな。そりゃみんな惚れるわな」
なにか考え事をしていたのか、泉は黙り込んでしまった。
ケント「泉、どーかしたのか？」
泉「俺にもチャンスはありますか？」
ケント「え…？」
泉「俺にもチャンスはあると思いますか？？」
ケント「なんのことか…？」
泉「Aのことです…」
ケント「そりゃ…」
泉「あの写真のA、すっごく楽しそうで…俺といる時にはあんな笑顔を見せてくれないので…」
ケント「うーん…」
泉「きっとAは俺のことなんて目に入ってないのでしょうね…」
ケント「そ、そんなこと言うなよ…お前にだってチャンスはあるだろ。誰にだってチャンスはある。でもな、こんなことは言いたくないがAの好きな人はアルスの誰からしいぞ。」
泉「それならきっとアキラでしょう。気が合いますもんね。」
ケント「俺も誰かは知らないから何も言えないがそんな勝手に決めつけんなって」
泉「俺だって…」
ケント「ん？」
泉「俺だってもっとAと仲良くなってもっと話したいです…」
ケント「もっと男らしくなれよ。」
泉「そうですね…まずはAに友達ではなく男として見てもらえることが第一段階ですかね…」
ケント「うーん…そう言えば熱は大丈夫か？測ってみたらどうだ？」
泉「はい」
俺は泉があまりにもたくさん話してきたから何を目的に来たのか忘れかけていた。
泉「37.8℃でした」
ケント「うーんまだ少し熱があるな…」
泉「でもさっきよりも良くなった気がするのでもう俺のことは大丈夫です。わざわざ来て頂いてありがとうございました。」
ケント「おう！じゃあ俺はこれで帰るな。なんかあったら遠慮なく連絡するんだぞ！？」
そういって泉の部屋を出ると廊下にはパクとアキラの楽しそうな姿が…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なな(プロフ) - にゃんさん» そんなぁビッチなんて言わないでくださぁいw←あの瞬間はだれでもきっとアキラより先生ですよw (2018年1月8日 19時) (
レス) id: ee2cb893af (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - 夢主ビッチすぎてびっくり笑笑 アキラより先生て笑笑 (2018年1月8日 18時) (レス) id: 8465a43df9 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - にゃんさん» はーい！ (2018年1月7日 15時) (レス) id: ee2cb893af (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - いいぞもっとやれ (2018年1月7日 15時) (レス) id: 8465a43df9 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - にゃんさん» コメントありがとうございます！さすがにアルスでピンクは…寸止めさせていただきますw (2018年1月2日 21時) (レス) id: ee2cb893af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なな | 作成日時：2017年9月13日 19時
